Martin マーティン
美術品クラスのカスタム・モデルをお披露目するマーティンが、楽器生産数300万本目(!)を記念し、1833年創業以来現在に至るまでの192年にわたるブランドの歩みを年輪のデザインに託したモデルが登場。職人技の極みといえる美しさで多くの来場者を惹きつけた。
“00L Oliver”もカスタム・モデルで、画家ジュリー・ヘファーナンとのコラボ作(写真右)。美麗で精細なグラフィックに目を奪われる。
定番モデルがリフレッシュされたのも、今年のマーティン製品の注目点。“Modern Deluxe”シリーズで採用されている“Golden Era”(GE)トップ・ブレーシングが用いられ、ヴィンテージ風のトーンやサステインを提供してくれる上、ネック・プロファイルの見直しやより薄くなった指板、再調整されたブリッジ、ヒール部分の改善などによる、より快適な演奏性も持ち合わせている。写真は上から“D-28”、“J-40”、エイジド風なルックスをインクジェットによるプリントで再現した“D-18 Streetlegend”。
アメリカのシンガーソングライター:ビリー・ストリングスのシグネチュア・モデル。彼が愛用する戦前の“D-28”が元になっており、25インチのネック・スケールや弦間ピッチの狭さなど、現代の一般的なモデルとは異なる仕様が特徴。“D-28 Billy Strings”と、より手頃な価格帯の“D-X2E Billy Strings”(写真左)の2種類展開だ。