弦移動を伴うピッキングが難しい!!(譜例・動画あり)

弦移動を伴うピッキングが難しい!!(譜例・動画あり)

弦移動を伴うピッキングが難しい!!

2本の弦を交互に2回ずつ高速でオルタネイト・ピッキングする際、どうしてもテンポ通りに弾けません。
ピッキングに難があると思うんですが、どのように練習すればいいでしょうか。

(キングス/10代/男性)

自分が確実にリズムを取って弾けるテンポでの練習が大切です

ご質問の意図は、例えばEx-1のようなフレーズを弾く際のことでしょうか? 弦移動の激しいピッキングは厄介ですね。

ポイントは無駄な力を抜き、必要最低限の力で弦をヒットし、良い音を弾き出すことだと思います。

無理に速く弾こうとしたりすると、右手に余計な力が入ってリズムがうまく取れず、すぐに疲れてしまいます。音も悪くなります。

まず、自分がしっかりリズムを取って確実に弾けるテンポでひたすら弾き込み、フィジカルを鍛え、徐々にテンポを上げていきましょう。リズムを意識せずに闇雲に弾いても、効果はあまりないと思います。

練習フレーズをいくつか紹介します。速さよりも正確さを重視して取り組んでいきましょう。

また、この譜例を実演した動画がページ下にあります。参考にしてみて下さい。動画に合わせて弾いてみてテンポが速いと感じた時は、まず今自分が確実に弾けるテンポから取り組んでみて下さい。

Ex-11つのポジションで2回ピッキングしながら弦移動

3弦7fのD音をペダルに、2弦&1弦上のGメジャー・スケールの音を弾いていきます。

Ex-1 1つのポジションで2回ピッキングしながら弦移動

Ex-21つのポジションで4回ピッキングしながら弦移動

Em7のコード・トーンを使ったピッキング・アルペジオ。4回ピッキングしたら、弦を移動します。すべて16分音符で、オルタネイトで弾いていきます。

Ex-2 1つのポジションで4回ピッキングしながら弦移動

Ex-31小節目は3連符(3回ピッキング)、2小節目は16分音符(4回ピッキング)

Ex-2の応用で、1拍ごとに弦を移動する上、小節ごとにリズムが変わる練習フレーズ。オルタネイトをキープします。

Ex-3 1小節目は3連符(3回ピッキング)、2小節目は16分音符(4回ピッキング)

Ex-41小節目は16分音符(4回ピッキング)、2小節目は3連符(3回ピッキング)

Ex-3の逆パターンです。

Ex-4 1小節目は16分音符(4回ピッキング)、2小節目は3連符(3回ピッキング)

Ex-5常に16分音符をキープしながら各弦2回ずつピッキング

英国の印象たっぷりなフレーズをギター風に。シンプルですが、16分音符をひたすらキープして弾くのは練習になると思います。

Ex-5 常に16分音符をキープしながら各弦2回ずつピッキング

この質問に回答してくれたのは…

篠原雅也
篠原雅也

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