ロン・ジャーゾンベク(ウォッチタワー、スパスティック・インク)率いるテクニカル・エクストリーム・メタル・バンド、ブロテッド・サイエンスの1stアルバム『THE MACHINATIONS OF DEMENTIA 』(2007年)が、先月から日本国内でも発売されている。その彼らが2010年から取り組んでいる最新EP『The Animation Of Entomology』の制作が、最終段階に入ったようだ。
「カンニバル・コープス、スパスティック・インク、そしてTVアニメのバッグス・バニーを一緒にしたらこうなる」とロンが表現するこの作品は、前作に続き彼独自のトゥエルブ・トーン・システム(12音システム、クラシックの12音音階とは別物)の理論を用いて作られている。虫の映像に合わせて、慎重に音を選んだり各楽器の演出などのオーケストレーションを行なう作業は「指に血が滲んで、頭が爆発しそうだった」とのこと。
「総てが上手くハマり、信じられないぐらいだ! 俺がやってきた中で過去最高にヘヴィなのか、テクニカルなのか、それは分からないし気にしていないが、このEPで俺達がした事をやり遂げるバンドやプロジェクトは他にない」
収録曲のタイトルは以下のとおり。
『The Animation Of Entomology』
01. Ingesting Blattaria
02. Cretaceous Chasm
03. Vermicular Asphyxiation
04. A Sting Operation
I. Human Barbequed
II. Cessation Sanitation
III. Seeing Dead People
IV. Omitting Eyes
予告動画も公開されている。