プログレッシヴ・メタル・プロジェクト:ダーウィンが9月にリリースした最新作『DISTORTED MIRROR』から、「Cry A River」のMVが公開された。
ダーウィン(gg, key)を中心に、サイモン・フィリップス(dr)、グレッグ・ハウ(g)、マット・ビソネット(vo)、デレク・シェリニアン(key)、モヒニ・デイ(b)などレジェンドが集結した本作は、先行リーダー・トラック「Man vs Machine」や「33rd Century Man」などに代表される、ヘヴィ・メタリックなサウンドとSF的世界観が生み出すハイパー・テクニカル・プログレッシヴ・フュージョン・アルバム。一瞬たりとも注意を逸らすことが赦されない、超絶プレイをフィーチュアしたスリリングな展開が聴く者のイマジネーションを無限に広げていく。ただテクニックに浮き足立つことなく、大地を揺るがすリズム・セクションのグルーヴとビートもまた重低音が身体を揺さぶる。歌えるメロディとフックを兼ね備えたソングライティングのエモーションがさらに強化され、全編を貫いているのも本作の特徴だ。叙情と鮮烈なフレージングが新世界への扉を開く「Rising Distortion」から21世紀におけるフュージョンの進化形といえる7分半の「Winter Fare」まで、一篇の叙事詩のように聴く者を翻弄する。
公開された「Cry A River」はその中に爽やかな風を吹かせるポップ・ソングであり、グレッグによる極上のテクニカル・フレーズからダーウィンの切れ味鋭いクライマックスまで、弾きごたえのあるギター・ワークもたっぷり味わえるハード・ロック・チューンだ。
アートワークも前作『FIVE STEPS ON THE SUN』(2024年)の次なるステップを示唆するフューチャリスティックなもので、ダーウィンという存在そのものがひとつの壮大なコンセプトであり、創造性に満ちた旅路であることを物語っている。前作に続いてスイスのマウル“パワープレイ・スタジオ”でレコーディング。プロデュースはダーウィンとサイモン・フィリップスが手がけ、自らのヴィジョンを具現化させている本作。「Man vs Machine」は今年6月にYouTubeで公開されるや、最初の2週間で45万回の再生を記録。新作への注目度がただならぬことを証明した。マット・ビソネットとアンドリュー・フリーマン(リンチ・モブ~ラスト・イン・ライン)のヴォーカル共演が実現した第2弾リーダー・トラック「Loophole」も好調だが、アルバム全体を通して聴くことで、“Distorted Mirror=歪んだ鏡”を通した新世界の全貌が見えてくるだろう。
ダーウィンとモヒニが流暢な日本語でファンへのメッセージを送るYouTubeショート動画も公開されている。
INFO「Cry A River」ミュージック・ビデオ
DarWin – Cry A River (With Simon Phillips, Mohini Dey, Greg Howe, Matt Bissonette)
INFO

収録曲
1. Rising Distortion
2. Distorted Mirror
3. Man vs. Machine
4. 33rd Century Man
5. Cry A River
6. Glow
7. Loophole
8. Winter Fare
公式インフォメーション DarWin – アーティスト情報 – P-VINE, Inc.



