アイアン・メイデン、来年９月に日本４公演決定

2024年９月下旬、アイアン・メイデンの来日公演が決定した。愛知、大阪、東京、神奈川の４箇所４公演を行なう。

“THE FUTURE PAST WORLD TOUR 2024”と題された今回のツアーは2016年４月、ヴォーカルのブルース・ディッキンソン自ら舵を取った飛行機“Ed Force One”で訪れて以来になる。

アイアン・メイデンは1975年にロンドンで結成、’80年代初頭に起こったニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル・ムーヴメント（NWOBHM）を牽引し、’80年代後半から’90年代のメタル・ブームの立役者としてシーンに多大なる影響を与え、新世紀に入ってからもヘヴィ・メタル最大のアイコンとしてシーンに君臨し続ける、最も成功したメタル・バンドだといえる。

1980年に発表したデビュー作『IRON MAIDEN』以降、これまでに15枚のスタジオ作品と11枚のライヴ作品、その他ベスト・アルバムやボックス・セットなどを発表し、累計アルバム・セールスは9,000万枚を超えている。KERRANG!AWARDSやMETAL HAMMER AWARDSといったメタル系の賞はもちろんのこと、グラミー賞やブリット・アワードといったジェネラルな音楽賞も合わせおびただしい数の賞を受賞している。

オリジナル・ヴォーカリストであったポール・ディアノは2nd『KILLERS』（1981年）を発表した後に脱退、その後ブルース・ディッキンソンをヴォーカルに迎え、1982年に3rd『THE NUMBER OF THE BEAST』を発表、この作品は全英１位に輝き、その後の快進撃に続いていく。そして『PIECE OF MIND』（1983年）、『POWERSLAVE』（1984年）、『SOMEWHERE IN TIME』（1986年）、『SEVENTH SON OF A SEVENTH SON』（1988年）とコンスタントに作品を発表、名実ともにヘヴィ・メタルの最強バンドとしての地位を築き上げる。1990年には『NO PRAYER FOR THE DYING』、1992年に『FEAR OF THE DARK』を発表、その人気と実力を揺るぎないものとするが、ここでブルース・ディッキンソンがバンドを脱退、シーンに大きな衝撃を与えた。

バンドはブレイズ・ベイリーを新たなヴォーカリストに迎え、95年に『THE X FACTORS』を、98年には『VIRTUAL XI』を発表するが、ブルース在籍時の勢いはなく、しばしの低迷期を迎える。

新世紀を迎える頃、ブルースとギタリストのエイドリアン・スミスが復帰し、トリプル・ギター編成となっ
たバンドは、2000年に『BRAVE NEW WORLD』、2003年には『DANCE OF DEATH』、2006年に『A MATTER OF LIFE AND DEATH』とコンスタントに作品を発表して新旧メタル・ファンを熱狂させ、ファンの世代交流を現実のものにする存在へと登り詰めていく。2010年に発表した『THE FINAL FRONTIER』は全英のみならず世界各国で１位を記録、全米でも４位、日本でも総合チャートで５位を記録し、その凄まじい人気を見せつけてくれている。

2015年には16枚目のアルバムとなる『THE BOOK OF SOULS』をリリース。２週連続で全英１位、日本でもオリコン洋楽チャート１位を記録したこのアルバムに伴うツアーの一環として2016年４月には両国国技館での２公演を開催、両日ともに即日完売の大盛況となった。2018年にはワールド・ツアー“legacy Of The Beast”をスタート、これまで10年以上ライヴ・パフォーマンスされていなかった楽曲を織り交ぜたプレイリストを披露。2021年には日本を主題においた最近作『SENJUTSU』（邦題：戦術）を発表、世界各国のチャートを席巻し、その圧倒的な存在感をシーンに見せつけてくれた。

現在彼らは『SENJUTSU』と1986年の傑作『SOMEWHERE IN TIME』にフォーカスしたワールド・ツアー“The Future Past World Tour”を開催しており、世界各国を熱狂の渦に巻き込んでいる。

アイアン・メイデン“THE FUTURE PAST WORLD TOUR 2024” 来日ツアー概要

公演特設ページ：
IRON MAIDEN アイアン・メイデン 来日公演公式サイト | THE FUTURE PAST WORLD TOUR 2024