英国の老舗アンプ・ブランド:マーシャルが創立60周年を記念して、エフェクターのリイシュー・モデルを発売する。
(追記:2023年3月7日より、数量限定販売からレギュラー品番に変更)
ラインナップは’80年代後半から90年代に渡って販売され人気を博した、“The Guv’Nor”“Bluesbreaker”“Shredmaster”“Drivemaster”4種類の歪みエフェクターだ。
The Guv’Nor
1988 年にマーシャルのエンジニアであるスティーヴ・グリンドロッドが「マーシャル・スタックのサウンドをペダルに取り込む」という命題を受け、設計・発売されたのが始まり。当時は非常に多くのブルース、ロック、ヘヴィ・メタル系のプレイヤーに使用されたが、とりわけゲイリー・ムーアがアルバム『STILL GOT THE BLUES』(1990年)の楽曲で使用したこと、アートワークにも登場したことでさらにその名が知られるようになった。
発売日:2023年3月17日
Bluesbreaker
よりヴィンテージなマーシャル・サウンドを再現するために開発された、マーシャルのペダルを象徴するもう1つの。コンボ・アンプ“1962”からインスピレーションを得ており、低めのゲインとより滑らかなトーンを与えるソフト・クリッピングを唯一採用。ジョン・メイヤーなどの使用で近年さらに人気が高騰している。
発売日:2023年3月29日
Shredmaster
よりハイ・ゲインを必要とするギタリストに向けたモデルで、その名のとおりヘヴィ・メタル市場に向けてプッシュされた。実のところは非常に多彩で、ロー・ゲイン設定でも非常に音楽的なサウンドが得られる。 “The Guv‘nor”や”Drivemaster”に比べ更にハイ・ゲインで高域が抑えられており、より滑らかなトップ・エンドが特徴。またContourコントロールで多彩な中域のヴァリエーションを実現する。 レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドがアルバム『THE BENDS』(1995年)全編に渡って使用したり、 ブラーの「Song 2」(1997年『BLUR』収録)のベース・ラインでもそのサウンドが聴かれるなど、オルタナティヴ・ロック系のアーティストからの支持も高い。
発売日:2023年3月29日
Drivemaster
オリジナルの“The Guv’Nor”をベースに、回路の簡素化や低域のゲインを加えるなどのアップデートを施してさらパフォーマンスを高めた、リアルな真空管マーシャル・サウンドを再現するアンプライクなオーヴァードライヴ。ブルージーな歪みからブライトで切れ味鋭いディストーションまで、 あらゆる環境でその威力を発揮する。
発売日:2023年3月29日
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