メガデス悲願の日本武道館公演が決定、大阪公演も開催

６年ぶりとなるメガデスの来日公演が、来年（2023年）2月27日（月）に日本武道館、翌28日（火）にグランキューブ大阪で行なわれる。

コロナ禍によるライヴ活動の制限、自身の喉頭ガンとの闘病を乗り越えた首魁デイヴ・ムステインを筆頭に、バンドは今月２日に16枚目のスタジオ・アルバムとなる『THE SICK, THE DYING… AND THE DEAD!』をリリース。既に聴き込んでいるファンも多いことかと思うが、本作は「『RUST IN PEACE』（1990年）と『COUNTDOWN TO EXTINCTION』（1992年）の間に置いても不思議でないアルバムだ」とデイヴ本人が語る通り、かつてない気迫に満ちた高速・強烈なスラッシュ・メタル・チューンが満載だ。現ギタリストのキコ・ルーレイロが絶妙なタイミングで流麗なリードを披露し、楽曲をスリリングに煽っていくのも大きな聴き所。

メガデスの歴史を振り返ると、『COUNTDOWN TO EXTINCTION』発表の翌年（1993年）に予定されていた来日ツアーには武道館公演が含まれていたものの、デイヴの健康問題を理由に来日自体が中止となった過去がある。今回東京公演の会場として日本武道館が選ばれたことはまさに、デイヴや長年のメガデス・ファンにとって悲願達成ともいえる意義深い一夜になるだろう。

なお、10月７日発売のヤング・ギター11月号では、新作に伴うメガデスの記事を掲載予定。こちらもお楽しみに！