ヴェルヴェット・リヴォルヴァー『CONTRABAND』20周年記念盤が日本独自CD化

ヴェルヴェット・リヴォルヴァー『CONTRABAND』20周年記念盤が日本独自CD化

衝撃のラインナップで2000年代ロック・シーンに強烈なインパクトを残したヴェルヴェット・リヴォルヴァーのデビュー・アルバム『CONTRABAND』の20周年記念盤が日本独自CD化で9月25日に発売される。

2002年に開催された故ランディ・カスティロ(オジー・オズボーン・バンド、モトリー・クルーのドラマー)の追悼コンサートで、当時ガンズ・アンド・ローゼズを脱退していたスラッシュ(g)、ダフ・マッケイガン(b)、マット・ソーラム(dr)が共演したことがきっかけで、3人の間に新たなバンド結成案が浮上。そこに元ストーン・テンプル・パイロッツの故スコット・ウェイランド(vo)とデイヴ・ナヴァロ・バンドやzilchで知られるデイヴ・クシュナー(g)が加わり、2003年にヴェルヴェット・リヴォルヴァーは誕生した。そして、同年公開の映画『HULK』の主題歌にもなった「Set Me Free」でセンセーショナルなデビューを飾り、翌年発表されたデビュー・アルバム『CONTRABAND』は全米チャート初登場1位、セールスはダブル・プラチナム(200万枚以上)と大ヒットを記録した。また、第47回グラミー賞では3部門にノミネートされ、シングル「Slither」が見事ベスト・ハード・ロック・パフォーマンス賞にも輝いた。ガンズ・アンド・ローゼズの楽器隊にストーン・テンプル・パイロッツのヴォーカルという誰も予想し得なかったこのスーパー・バンドが放つ強烈なエナジーは今聴いても凄まじく、このメンバーでしか味わえない危険な体臭を発した本物のロックンロール・スピリットが充満していた。しかし、活動5年目にスコット・ウェイランドと他のメンバーとの間に軋轢が生じ、2008年にスコットが脱退。バンドは新たなヴォーカリストを模索したものの、結局2枚のアルバムを残したのみで自然消滅してしまった。

この20周年記念盤は、当時のシングルB-SIDEやアルバムのツアー・エディションに収められていたセックス・ピストルズ、チープ・トリック、エアロスミス、ニルヴァーナ、ピンク・フロイドのカヴァーといったレア・トラック6曲を追加収録した最新リマスター盤で、日本のみ独自にCD化が実現、LPアートワークを採用した紙ジャケット仕様となっている。また、海外では9月13日にデジタルとアナログLPでリリースされる本作だが、輸入アナログLPの初回入荷分のみ日本語帯付きで発売される。

VELVET REVOLVER - CONTRABAND LP

INFO

VELVET REVOLVER - CONTRABAND

CONTRABAND (20TH ANNIVERSARY) / VELVET REVOLVER

2CD | ソニー・ミュージック ジャパン インターナショナル | 9月25日(水)発売

収録曲

[CD 1]
1. Sucker Train Blues
2. Do It For The Kids
3. Big Machine
4. Illegal i Song
5. Spectacle
6. Fall To Pieces
7. Headspace
8. Superhuman
9. Set Me Free
10. You Got No Right
11. Slither
12. Dirty Little Thing
13. Loving The Alien

[CD 2] (Bonus Tracks)
1. Fall To Pieces (Acoustic)
2. Bodies(SEX PISTOLS cover)
3. Surrender(CHEAP TRICK cover)
4. No More No More(AEROSMITH cover)
5. Negative Creep(NIRVANA cover)
6. Money(PINK FLOYD cover)

公式動画リンク
Slither (MV)
Fall To Pieces (MV)
Set Me Free(音源のみ)
Sucker Train Blues(音源のみ)