SH-13 Dimebucker
パンテラ〜ダメージ・プランのギタリストとして知られる、故ダイムバッグ・ダレルのシグネチュア・モデルで、2001年に発表された。ダレルはかつてビル・ローレンスの“L-500”を好んで使用しており、ブレード・タイプの構造はまさにその特徴を踏襲している。しかしながらマグネットをアルニコからセラミックへと変更するなど、様々な独自のスペックを備えることで、よりダレルの理想に近いサウンドに近づくこととなった。通常のハムバッカーに比べるとブライトなトーンを持っているが、ダレル曰く求めていたのは「ソフトでありつつ、スカスカし過ぎていないサウンド」。決して攻撃性を一辺倒に求めていたわけではなく、当時メインとして使っていたランドール製ソリッドステート・アンプとの相性を、しっかりと考えた性格になっているようだ。
サウンド・サンプル 試聴
サンプル音源 1:リズム
ブリッジ・ポジション
アンプのセッティング
サンプル音源 2:ソロ
ブリッジ・ポジションに搭載
アンプのセッティング
SH-13 Dimebucker
●ポジション:ブリッジのみ ●マグネット:セラミック・バー ●直流抵抗:16.25kΩ
●レゾナント・ピーク:5.10kHz ●ベース:6、ミドル:5、トレブル:8 ●ケーブル:4コンダクター
●出力:高い ●価格:¥25,200
試奏者及びレコーディング環境について
幅広いプレイ・スタイルを持つ実力派天然系ギタリスト。音楽学校MI JAPANにて教鞭を振るう他、BABYMETALなどのサポートでも活躍中。著書『アドリブ・ギター虎の巻』シリーズは累計10万部超!
ギターはナビゲーターの“LP”シェイプおよび“ST”シェイプを使用。
ピックアップの交換作業は、ESPギタークラフト・アカデミーの林 宏樹先生が担当。ギターの調整は各ピックアップのキャラクターに合わせて、臨機応変に変えてもらった。
アンプはマーシャルJVM410H を使用。レコーディング時はスピーカー・キャビネットを使用せず、リア・パネルに搭載されているEMULATED LINE OUTの信号から、直接レコーダーに接続した。
INFO
セイモア・ダンカン公式サイト