ここに紹介する映像は、ヤング・ギター本誌2016年８月号に掲載されたジェフ・ベック流奏法特集の復刻版だ。当時YGがギタリストの藤岡幹大に付録DVD映像連動の解説を依頼したところ、ジェフの音楽的特徴を絶妙にまとめた15のフレーズを作成していただいた。映像と連動した譜面は、現在発売中のヤング・ギター2023年３月号にて『Jeff Beck’s Guitar Workshop』と題した奏法企画に掲載している。
ここに収められた、一筋縄ではいかないジェフのスタイルを研究し尽くした、藤岡ならではの解釈やプレイの数々は必見だ。さらに興味を持った人は、ハーモニクスだけでメイン・テーマを弾く楽曲や自由無碍なアーミング技が満載の、彼のソロ作品にも触れてみてほしい。ジェフ追悼特集の一部として再登場するのは複雑な思いだが…一緒にこれら15のフレーズに取り組み、楽しんでもらいたい！
動画の内容
Ex-1 指弾き◆アーミングとチョッピングが肝のメロディック・フレーズ
Ex-2 ピック弾き◆ワウ・フレーズ１：隣接弦も含めてピッキングするファンキーなカッティング
Ex-3 ピック弾き◆3/4拍子がトリッキーなプリング中心の単音リフ
Ex-4 ピック弾き◆スライド・バーで奏でるメロディック・フレーズ
Ex-5 ピック弾き◆ワウ・フレーズ2：●親指で６弦を押さえるGマイナー・ペンタトニック
Ex-6 ピック弾き◆9/8拍子に合わせたフル・ピッキングの難関フレーズ
Ex-7 指弾き◆ヴォリューム奏法とチョッピングのニュアンスを生かしたメロディー
Ex-8 指弾き◆ラスゲアード風ピッキングでご機嫌なメロディー
Ex-9 指弾き◆”3+2″のカウントで取り組みたいヴィブラート・メロディー
Ex-10 指弾き◆複音フレーズと変拍子をモノにしたいロック・リフ
Ex-11 指弾き◆チョーキングのニュアンスがジェフらしさの鍵となるフレーズ
Ex-12 指弾き◆トレモロ・ユニットを押し下げて音程を変えるバラード・メロディー
Ex-13 指弾き◆アーミングの妙技１：ノリを重視したコード・フレーズ
Ex-14 指弾き◆アーミングの妙技2：音程をシビアにコントロールするメロディー
Ex-15 ピック弾き◆すべてハーモニクス音のみで奏でる美旋律
