ギタリストが知っておきたいコード理論にフォーカスしたヤング・ギター2026年9月号にて、自身の経験を踏まえた貴重なコード論をシェアしてくれたポール・ギルバート。そんな彼のペンによる巧みなコード・ワークが堪能できるMR.BIGの名曲「Green-Tinted Sixties Mind」をピック・アップ! これまでコピーに励んだギタリストも枚挙に遑がないであろう人気曲のサウンドに、Spark AIがどこまで迫れるか要注目だ!!
バッキング:ゲインと音抜けを両立したサウンド
プリセット名は「YG_MR.BIG_60s Mind_Backing」。
・90年代のポール・ギルバート
・ゲインを下げて、ディレイを切る

YG_MR.BIG_60s Mind_Backing プリセット内容(接続順。詳細設定はアプリでご確認下さい)
GATE:NOISE GATE
COMP/WAH:SUSTAINER
DRIVE:Tube Drive
AMP:Plexiglas
MOD/EQ:GUITAR EQ
DELAY:オフ
REVERB:ROOM STUDIO A
まずは例のごとくバンド名と楽曲名、サウンドの傾向を入力。しかし、楽曲単位での情報がまだデータベースに乏しかったのか、Spark AIが提示してくれたサウンドは少し方向性が異なっていた。そこで今度はシンプルに「90年代のポール・ギルバート」と入力すると…なんと一発でポールの’90年代風リード・サウンドを提示してくれた。十分なミッドの押し出しがありながらも、ピッキングにカリカリと食いつくようなトレブル成分はまさに’90年代ポールのそれ(SparkアプリのYouTube連携機能を使って原曲と聴き比べてみれば、より精度の高さが実感できるはず)。このセッティングを基に「若干ゲインを下げてディレイをオフにする」よう指示すれば、バッキング・サウンドの完成だ。Aメロのロング・トーンも、ギター側のヴォリュームを7程度まで絞ればサステインを含めてちょうど良い塩梅となる。残響音が物足りなく感じる人は、リヴァーブを深めに掛けるか、薄めのディレイをオンにすればいいだろう。
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「YG_MR.BIG_60s Mind_Backing」の名前で検索すると、同じプリセットをダウンロードすることができます。
ソロ:ピッキングのニュアンスが伝わるリード・サウンド
プリセット名は「YG_MR.BIG_60s Mind_Lead」。
90年代のポール・ギルバート

YG_MR.BIG_60s Mind_Lead プリセット内容(接続順。詳細設定はアプリでご確認下さい)
GATE:NOISE GATE
COMP/WAH:SUSTAINER
DRIVE:Tube Drive
AMP:Plexiglas
MOD/EQ:GUITAR EQ
DELAY:DIGITAL DELAY
REVERB:ROOM STUDIO A
先述の通り、リード・サウンドは「90年代のポール・ギルバート」と入力して提示されたセッティングで十分満足の行くものだったので、今回はこれ以上弄らず、サウンド・メイクは完了。各自使用するギター(今回こちらで使用したギターはSSHピックアップ・レイアウトのSTタイプ)によって若干の微調整は必要かもしれないが、それも最小限に留めておくのが得策だろう。ともあれ、AIを使ってサウンド・メイクする際は、曲名よりも「ギタリストと年代」を入力することが素早く希望のサウンドに辿り着ける近道だと、今さらながら気づかされた次第。みなさんもSpark AIをご活用の際は是非参考に!
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