9月にリリースされた、1981年の武道館公演ライヴ音源『RAINBOW GOBLINS STORY ~LIVE at Budokan 1981』。同作を中心に“虹伝説”時代にフォーカスした高中正義の大特集が、ヤング・ギター2026年11月号に掲載されている。そしてスコアにも、名盤『虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS』からのセレクトを含む高中の楽曲を3曲掲載! ここでは、極上のクリーン・トーンによる技巧的プレイが堪能できる「THE MOON ROSE」のギター・サウンドにSpark AIで迫ってみよう。ヤマハ“SG”のイメージが強い高中だが、当曲での使用ギターはストラトキャスターなので、みなさんもストラト片手にLet’s Try!!
バッキング:絶妙なコンプ感を内包したクリーン
プリセット名は「YG_TAKANAKA_THE MOON ROSE_Backing」。
・高中正義 クリーン・サウンド 80年代
・アンプをフェンダー系に変更

YG_TAKANAKA_THE MOON ROSE_Backing プリセット内容(接続順。詳細設定はアプリでご確認下さい)
GATE:NOISE GATE
COMP/WAH:RED COMP
DRIVE:オフ
AMP:Blackface Duo
MOD/EQ:Digital Chorus
DELAY:オフ
REVERB:PLATE SHORT
データが多く蓄積されてこそ、より精度の高い回答が得られるのがAIの特性。ゆえに昨今は世界ツアーも頻繁に行なっているとはいえ、久しく日本を主戦場としていた高中のデータがどれだけSpark AIのデータベースに蓄積されているのか不安もあったのだが、手始めに「高中正義 クリーン・サウンド 80年代」と打ち込んでみたところ、AIが提示してくれたのはほぼ修正の余地のないサウンドだった。しかもその解説には「シティ・ポップ」や「ジャパニーズ・フュージョン」、「ブライトで光り揺らめくような」といった言葉が並び、AIがこちらの意図をしっかり理解していることが窺える。
正直、この時点でなんら不満のないサウンドが得られていたのだが、それだとあまりに我々の立場がないので(苦笑)、“JC-120”系が選択されていたアンプを高中本人の使用機材(アレンビックもしくはブギー。共にフェンダー・アンプをベースに開発)に倣ってフェンダー系に変更するリクエストを出し、バッキング・サウンドの完成型とした。
またギターはフェンダー・ストラトキャスターを使用し、ピックアップはネックとミドルのハーフトーンを選択するのもサウンド再現における重要なポイントだ。
ToneCloudでダウンロードしよう!
「YG_TAKANAKA_THE MOON ROSE_Backing」の名前で検索すると、同じプリセットをダウンロードすることができます。
ソロ:ディレイを用いたドリーミーなサウンド
プリセット名は「YG_TAKANAKA_THE MOON ROSE_Lead」。
・350ミリ秒程度のアナログ・ディレイを薄くかける
・リヴァーブを深くかける

YG_TAKANAKA_THE MOON ROSE_Lead プリセット内容(接続順。詳細設定はアプリでご確認下さい)
GATE:NOISE GATE
COMP/WAH:RED COMP
DRIVE:オフ
AMP:Blackface Duo
MOD/EQ:Digital Chorus
DELAY:Vintage Delay
REVERB:PLATE SHORT
当曲の全編で聴けるリード・サウンドは、概ねバッキングのセッティングのままピックアップをミドルとブリッジのハーフトーンにしてプレイしたものなので前出のセッティングで賄ってもらうとして、ここでは3分25秒辺りから始まる幻想的なリード・サウンドをシミュレートしてみた。
こちらも基本となるのはバッキングのセッティング+ミドルとブリッジのハーフトーンによるサウンドだが、そこに350ミリ秒程度のディレイと深めのリヴァーブを加えるよう指示。
ただし、ディレイのリピート回数やレベル、リヴァーブ・レベルまで細かくAIに指示して修正していくのはあまり合理的ではないので、そこはSpark AIのYouTube連動機能を使って原曲と聴き比べながら手動で調整し、最終的なリード・サウンドを完成させた。
ToneCloudでダウンロードしよう!
「YG_TAKANAKA_THE MOON ROSE_Lead」の名前で検索すると、同じプリセットをダウンロードすることができます。



