ギター史に残る名盤が数多リリースされた1986年。中でも当時一際インパクトを放っていた作品が、奇才スティーヴ・ヴァイの存在を満天下に知らしめたデイヴィッド・リー・ロスのソロ・デビュー作『EAT ‘EM AND SMILE』だ。同作にフォーカスした特集が読めるヤング・ギター2026年11月号には、スコア「Shyboy」も合わせて掲載。
十分な歪みを伴いながらも、他のギタリストとは一線を画す“洗練”された響きを纏った極上のドライヴ・サウンドを、Spark AIを使って再現してみよう!(ギターはハムバッカー搭載のSTタイプを使用)
バッキング:“知的さ”も感じさせる端正なドライヴ・サウンド
プリセット名は「YG_DLR_Shyboy_Backing」。
Spark AIに入力したプロンプト
・80年代のスティーヴ・ヴァイ バッキング
・ゲインを最大限に上げる
・ディレイをオフに
・トレブルを上げる

YG_DLR_Shyboy_Backing
プリセット内容(接続順。詳細設定はアプリでご確認下さい)
GATE:NOISE GATE
COMP/WAH:オフ
DRIVE:Tube Drive
AMP:Plexiglas
MOD/EQ:GUITAR EQ
DELAY:オフ
REVERB:CHAMBER
例のごとくまずはギタリスト名と年代、サウンドの傾向をSpark AIに入力。すると、ヴィンテージ系マーシャルをベースにしたサウンドとソルダーノ系ハイ・ゲイン・アンプをベースにしたサウンドの2種類を提示してくれた。
だがマーシャル系は歪みが足りず、逆にソルダーノ系だと歪み過ぎな印象。よってここでは、本人の当時の使用機材(改造系マーシャル)に倣ってマーシャル系をベースにゲインを最大まで上げることで、十分な歪みを得ることにした。また、原曲の生々しいニュアンスを狙ってディレイはオフに。
さらにプレイの切れ味を再現すべく高域成分を若干補強するようAIに指示して、満足の行くバッキング・サウンドが完成した。
ToneCloudでダウンロードしよう!
「YG_DLR_Shyboy_Backing」の名前で検索すると、同じプリセットをダウンロードすることができます。
ソロ:ディレイを使ってダブリングを再現
プリセット名は「YG_DLR_Shyboy_Lead」。
・オーヴァードライヴのゲインを上げる
・ダブリング風に

YG_DLR_Shyboy_Lead
プリセット内容(接続順。詳細設定はアプリでご確認下さい)
GATE:NOISE GATE
COMP/WAH:オフ
DRIVE:Tube Drive
AMP:Plexiglas
MOD/EQ:GUITAR EQ
DELAY:DIGITAL DELAY
REVERB:CHAMBER
リード・サウンドはバッキング用のセッティングを基本に、オーヴァードライヴのゲインを若干アップ。そして、次に取り組むのはヴァイのリード・サウンドを語る上で欠かせないダブリングのシミュレートだ。
基本的な考え方としては、短いタイム差のディレイ音を原音に重ねることで、あたかも2本のギターが鳴っているように聴かせればいいわけだが、Spark AIならその種のサウンド・メイクもお手のもの。「ダブリング風に」と入力するだけで、最適なタイム&フィードバック量を設定してくれる。
今回、上記の指示でAIが提示してくれたサウンドは若干ダブリング効果が薄味だったので、手動でディレイのエフェクト・レベルを調整して原曲風のリード・サウンドを完成させたが、一連の作業でこちらがツマミを弄ったのはその一回だけ。改めてAIによるサウンド・メイクの利便性を実感できた格好だ。
ToneCloudでダウンロードしよう!
「YG_DLR_Shyboy_Lead」の名前で検索すると、同じプリセットをダウンロードすることができます。



