TIME OF REQUIEM – PART1/エセリアル・シン:音楽的成長を示した国産メロディック・ブラック・メタラーの4th

TIME OF REQUIEM – PART1/エセリアル・シン:音楽的成長を示した国産メロディック・ブラック・メタラーの4th
アーティスト名ETHEREAL SIN
エセリアル・シン
アルバム名 TIME OF REQUIEM - PART1
タイム・オブ・レクイエム 〜パート1

CD | キングレコード | 2021年8月25日発売

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大阪出身、現在は東京を拠点とするシンフォニック/メロディック・ブラック・メタル・バンドによる4th(メジャー2nd)。ツイン・ギターの片翼が交替し(制作には不参加)、キーボーディストとドラマーが新加入している。明快なメロディーとパワフルな展開、適度に配分された邪悪や悲哀のバランスが良好であり、順当な音楽的成長を示している。日本産バンドらしいオリエンタリズムの持ち込みも効果的である。ギター2本にキーボードにヴァイオリンとインストゥルメンツが増えたことで、サウンド・アレンジが飽和しかけている気もするが、まだ何とか制御できているかな、という印象。次作でどう出るか楽しみだ。

【文】小澤明久