フランセスコ・ファレリ:ギター教則本『7弦ギター』日本語版発売! 特別映像レクチャー

フランセスコ・ファレリ:ギター教則本『7弦ギター』日本語版発売! 特別映像レクチャー

イタリア出身のシュレッド・ギタリスト:フランセスコ・ファレリが新たに発表したギター教則本の日本語版が、電子書籍(Kindle)として登場した。『ペンタトニック XXL』『7弦ギター』という2冊がラインナップされており、その内容を詳しく伝えるため、YGウェブ専用にフランセスコ本人が撮り下ろしのレクチャー映像を提供してくれた。譜面付きの奏法解説とともにお届けしよう。

当ページで紹介するのは『7弦ギター』。サブタイトルは“基本スケールダイアグラム集”となっており、フランセスコも「トライアドや7thコードにおけるアルペジオの全シェイプ、メジャー、マイナー各種、ディミニッシュ・スケールなど、あらゆる基礎がすべて詰まっている」と映像内で語っている。7弦初心者はそのポテンシャルをより深く理解し活用していくためにも、ぜひ持っておきたいところだ。

単なる低音リフ要員として運用してしまいがちな7弦目だが、工夫次第でリード・プレイに取り入れることは十分可能。このエクササイズ(Ex-1)では、シンプルなトライアドのアルペジオを7弦から1弦まですべて使って弾きこなす方法が紹介されている。まずカタマリとして捉えるべきは各小節1拍目の7~4弦の部分。ここの7音はすべての弦間が4度調律された世界で弾いていくため、フランセスコ本人も動画1:52~で述べている通り、ちょうど6~3弦の間で弾くスウィープと同じ運指パターンだ。続いて2拍目の6音についてだが、これはオーソドックスな5弦人差指ルート始動のスウィープと同じ形状となっている。冒頭から5弦3fを人差指でルート、同7fを小指で3rd…と押弦していくのが一般的な音列だが、ここは直前の左手ポジションの影響で人差指始動にできないため、譜例の通り中指から弾き始めていくのがポイントだ。

3~4拍目の下降部分については、拍頭に同じ音を2度ピッキングしている箇所がある。これはフランセスコ本人なりの手グセとも言える部分なので、分かりにくいようであればプリングを挟んで5連×2として処理してもOKだ。

Ex-17弦ギターのポジションをフルに使ったスウィープ・アイデア

Time : 3’07” 〜 3’33”

フランセスコ・ファレリ7弦Ex-1

INFO

フランセスコ・ファレリ『7弦ギター』

『7弦ギター』
基本スケールダイアグラム集
フランセスコ・ファレリ 著
2021年発表

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