現在発売中のヤング・ギター2017年4月号には、国産メロディック・デス・メタル・バンドのギター・チーム:Freddy&Ryujiの本誌初インタビューを掲載している。この記事と連動して、同号のスペシャル・ダウンロード・コンテンツには2人の卓越したギター・ワークが堪能できる特別デモンストレーション映像が用意されているが、ここではその映像で使用されている機材を紹介していこう。
Freddy
FreddyのギターはESP“Arrow”(全弦1音下げチューニングにセット)。ピックアップはフロント、リアともにセイモア・ダンカンの“Blackouts”で、本人はレンジの広さとミュートを掛けてリフを刻んだ時のサウンドのクールさが気に入っているそうだ。アンプはピーヴィー“6505”で、キャビネットはエングルを使用。この“6505”は最新アルバム『THE ECLIPSE』のギター・パートのレコーディングにおける、メイン・アンプとして活躍した1台だった。また映像では、TDCの“007 Creamy Drive”(オーヴァードライヴ)を常時掛けてプレイしていた。
Ryuji
Ryujiはキャパリソンの7弦ギター“Dellinger 7”を使用。ボディー・トップに貼られた日の丸ステッカーが目を引くこちらも、チューニングは全弦1音下げとなっている。アンプはEVHの“5150Ⅲ”で、キャビはエングル。ペダルはプロ・トーン・ペダルズ“Dead Horse Overdrive”を使って、よりパワフルなドライヴ・サウンドを作り出していた。ちなみに『THE ECLIPSE』で聴けるギター・サウンドのほとんどのパートには、この“Dead Horse Overdrive”が掛けられているそうだ。