アルペジオのコンバイン・フレーズ

アルペジオのコンバイン・フレーズ

この講座のためにニックが紹介してくれるリックは毎月かなり難易度が高いものだが、今月はまさに“ライオン・マーク”級。とはいえ、フレーズを構成する1つ1つの要素は今までに紹介してきたリックの延長に過ぎないので、時間をかけて取り組めばきっとモノにできるはずだ。では、ニックの言葉から。

Nick’s Comment

この最高峰リックに挑む人に警告だよ。ここでは、ありったけの凄いことをやり尽くしている。もの凄く派手で音数の多いものを弾きたい時、こんな風にアルペジオのシェイプを2〜3種類組み合わせてフレーズを作るんだ。こういったものを10年くらい弾き続けているんだけど、正直に言って、完璧に弾けるのはマッスル・メモリーのおかげだ。手の筋肉が暗記しているから弾けるのであって、僕は個々の音には全く注意を払っていない。長年弾いているうちに、手が覚えた動きに任せて弾いているだけだよ。どんなギタリストにも、いざという時に頼みの綱になる自分だけのリックやネタがあるはずだけど、これはまさに僕の“頼みの綱”のリックの1つだね! 何か自分に使えそうなものがあるか、フレーズを分解してチェックしてみてほしい。できるだけクリーンに弾くことを心がけよう。きっと楽しいはずだよ!

Ex-1は、図1〜図3の3種類のアルペジオを組み合わせたリックとなる。この内、図2の左手のシェイプはA♭maj9のアルペジオとなるわけだが、毎月この講座をチェックしている読者ならこの形に見覚えがあるはず。そう、5弦11fのルート音を除けばCm7のアルペジオとなり、実は3月号で紹介したマイナー7のアルペジオと同じ形なのだ。図1、図3のポジションも右手でTAPする位置が違うだけで、左手のシェイプはマイナー7のアルペジオ。この講座では初めて登場するシェイプだが、5弦ルートのマイナー7のコード・フォームと関連づければすぐに覚えられるはず。というわけで、これらのポジションを“ブレイン・メモリー”に叩き込んだら、後は練習あるのみだ。

Ex-1 ニックの“マッスル・メモリー”による3アルペジオ・リック

●1小節目4拍では、右手で15fをTAPしている間に素速く左手のポジションを移動するように。2小節目のアルペジオでは、下降時の左手TAP音を確実に鳴らすことを意識してプレイしてみよう。

Ex-1

図1■Fm7のアルペジオ・ポジション+右手TAP

図1■Fm7のアルペジオ・ポジション+右手TAP

図2■A♭maj9のアルペジオ・ポジション+右手TAP

図2■A♭maj9のアルペジオ・ポジション+右手TAP

図3■Cm7のアルペジオ・ポジション+右手TAP

図3■Cm7のアルペジオ・ポジション+右手TAP