7弦のスキッピングを駆使したテクニカルな単音リフ:フランセスコ・ファレリ「Triumph」攻略 vol.1【動画・奏法】

7弦のスキッピングを駆使したテクニカルな単音リフ:フランセスコ・ファレリ「Triumph」攻略 vol.1【動画・奏法】

イタリアの7弦シュレッド・ギタリスト:フランセスコ・ファレリが昨年秋に発表した最新ソロ・アルバム『PRIMAL INSTINCT』。本作は、重厚なヘヴィ・チューンから表現豊かなメロディー、エキサイティングなテクニックといった多彩な要素が飛び交う、聴き応えたっぷりの全編メタル・インストとなっている。ゲスト・ギタリストにアメリカから多弦の巧手:ラスティ・クーリー、日本からガルネリウスのSYUと大村孝佳を迎えているのもポイントだ。この連載コラムでは、本作に収録曲「Triumph」の本人直伝奏法解説を、映像連動で4回にわたってお届けしよう。“勝利の喜び”といった意味をタイトルに持つこの曲では、幸福感をたっぷり含んだメロディーとコード進行が全体を支え、ソロ・セクションではゲストの大村とスウィープ連発による流麗なシュレッドの掛け合いが楽しめる。第1回目の今回は、イントロを紹介しよう!

Ex-1は楽曲の冒頭にあたる部分で、スキッピングを駆使したテクニカルな単音リフ。本人曰く、「スキッピング時のピッキングはオルタネイト」とのことだが、映像を観ると、どうも違うような!? …というわけで、詳しく確認してみると、冒頭に書いた2拍分のパターンの繰り返しを基本にプレイしている模様。オルタネイト云々というよりも、ルート音の刻み以外の音符をダウンで弾くことを優先しているようだ。

で、肝心のスキッピング時のピッキングだが…、ド頭の2拍パターンを例に挙げると、[5弦→7弦]こそ[ダウン→アップ]のインサイド・ピッキング…つまりオルタネイトなのだが、その逆の[7弦→5弦]はなんと2本ともダウン!! どちらの場合も間の6弦を誤って引っ掛けてしまいやすいので、ここを如何にクリアできるかが勝負の分かれ目だ。コツは、ルート音の刻み以外の音符にアクセントを付けること。ド頭の2拍パターンで言えば、5弦10f、5弦8f、6弦8f音を強くピッキングし、それ以外のルート音の刻みはあくまでも軽くピッキングする…という具合。

ちなみに、ルート音の刻みをすべてダウン、それ以外の音符をすべてアップで弾けば、すべてのスキッピングをアウトサイド・ピッキングで弾くことになり、間の弦を引っ掛けてしまうリスクをかなり減らすことができる。ただ、その場合はどうしてもストローク幅が大きくなってしまうので、右手の動きが忙しくなり、スピードが追いつかなくなる可能性も…。フランセスコと同じピッキングでは難しいと感じる人は、一応参考までに。

(※譜例はタップ or クリックで拡大)

Ex-1「Triumph」低音弦のスキッピング攻略が肝となるメイン・リフ

CD Time:0:02〜0:34

Triumph Ex-1

INFO

FRANCESCO FARERI - PRIMAL INSTINCT

『PRIMAL INSTINCT』/FRANCESCO FARERI

CD | 2021年11月15日発表

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