アーティスト名 | Gotsu-Totsu-Kotsu 兀突骨 |
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アルバム名 | Where Warriors Once Dreamed a Dream 兵ドモガ夢ノ跡 |
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元ディファイルドの高畑治央(vo, b)を中心とする、“川越の残虐王”の異名を取る’00年結成の3人組による4枚目のアルバム。前作『因果応報』(’15年)と同じラインナップで制作されたこともポジティヴな影響を及ぼしているはずで、彼らの目指す日本産らしいエクストリームなデス/スラッシュ・メタルが、一層の強力なグルーヴで叩き付けられている。和の旋律のみならず、多彩なバックグラウンドを想起させるアレンジにも整合性があり、絶対的な個性を改めて印象づけるだろう。円城寺慶一(g)のテクニカルなプレイにも要注目。リフからソロに至るまで、縦横無尽なフレージングで存在感を際立たせている。
【文】土屋京輔