DEVIL’S GIFT/JADED HEART ヘヴィに攻めつつ哀メロを忘れない職人芸

DEVIL’S GIFT/JADED HEART ヘヴィに攻めつつ哀メロを忘れない職人芸

スウェーデン/日本との混成ラインナップとなって久しいドイツのメロディアスHRバンドによる通算14作目。序盤は哀愁のメロディーで快走しつつ、アルバムが進むにつれて獰猛なヘヴィ・リフが出てくるというバランス感覚は近作、特に前作『GUILTY BY DESIGN』(’16年)と同様だが、今回はその重々しい楽曲が従来以上に豊かな場面展開で惹き付けるという印象だ。英国ロック彷彿のブルー・マーダーばりな重厚楽曲もあるし、終盤にはイングヴェイ的シュレッド&中近東フレーズが飛び出すギターも切れ味十分。やはりどれだけヘヴィに攻めても、哀メロ導入を忘れない職人芸は流石だ。
(斎藤新吉)