アーティスト名 | JAMES CHRISTIAN ジェイムズ・クリスチャン |
---|---|
アルバム名 | CRAVING クレイヴィング |
Amazonでチェック |
USメロディック・ロックの大御所:ハウス・オブ・ローズでも活躍する実力派シンガーによる4年半振りのソロ4作目。宗教色の強い楽曲名が並んでいるため自省的でダークな内容かと思いきや、中身は意外と明るめのロック・サウンド。職人トミー・ディナンダーが「Wild Boys」「Sidewinder」「I Won’t Cry」「Love Is The Answer」で楽器全般を担当、加えて流麗なギター・ソロを披露している。ジェイムズの円熟味に溢れた歌唱も安定のクオリティだが、曲によってドラムの音色をはじめ、ミックスに統一性がなく、全体としてやや一貫性に欠ける印象。アヴリル・ラヴィーンとの仕事で知られるプロデューサー:クリフ・マグネスが手がけたタイトル曲「Craving」が秀逸。
【文】Masa Eto