SO CLOSE TO HEAVEN/ライオンヴィル:外部ライター起用で表情豊かに仕上げた5作目

SO CLOSE TO HEAVEN/ライオンヴィル:外部ライター起用で表情豊かに仕上げた5作目
アーティスト名LIONVILLE
ライオンヴィル
アルバム名 SO CLOSE TO HEAVEN
ソー・クロース・トゥ・ヘヴン

CD | マーキー・インコーポレイティド/アヴァロン | 2022年2月11日発売

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ステファーノ・リオネッティ(g, vo, key)とワーク・オブ・アートでも活躍するラーズ・サフサンド(vo)を中心とする、イタリアのメロディック・ロック・バンドによる通算5作目。メロディアスなヴォーカルに透明感溢れるコーラス、そして情感豊かなギター・ワークを支える煌びやかなキーボードと、良い意味で非常に教科書的なAORで魅了するバンドだが、似通った曲が多いのも確かで、本作では積極的に外部ライターを起用することでそれを解消。音楽的方向性は同じベクトルながら、ヴァラエティに富んだ曲調とアレンジで実に表情豊かな作品に仕上がっている。リチャード・マークスのカヴァー「Arrow Through My Heart」もお見事。

【文】Masa Eto