OF GHOSTS AND GODS/KATAKLYSM

OF GHOSTS AND GODS/KATAKLYSM

カナダはモントリオール出身のデス・メタル・バンドによる12作目フル。ブラスト・ビートを絡めた適度にテクニカルな展開の中で、流麗なリード・プレイよりもリフそのものやそれらの展開の妙で抒情性を盛り上げる手法は相変わらずであり、それによってもはやメロディック・デスと言ってもいいほどメロディー展開を強く押し出す姿勢は近年の作品に準じる音楽性。メタルコアに通じるモダンさも感じさせるが、初期から培ってきたデス・メタルとしてのピュアなブルータリティがあくまで音楽性の基礎であり、浮かれたところが1つもないのはさすがだ。派手さより貫録が勝る、彼ららしい作品に仕上がっている。
(小澤明久)