アーティスト名 | KORPIKLAANI コルピクラーニ |
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アルバム名 | KULKIJA 北欧コルピひとり旅 |
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フィンランド産フォーク・メタラーによる“旅”がテーマという第10作。一聴して随分と落ち着いた印象だが、重厚かつシリアスな哀感は『KORVEN KUNINGAS』(’08年)とも『MANALA』(’12年)ともまた異なり、かつてヨンネ(vo etc.)が「孤独に静かな時間を楽しむのもフィンランド男のたしなみ」と言っていたのを思い出す。そういえば、お祭ムードでガッツリ盛り上がりまくった昨年の来日公演でも、時折そういった面を垣間見ることができた。サバス風リフまで飛び出し、これまで以上に重々しく&生々しく響くギターに対して、フィドルとアコーディオンが更に土着性を強めているのにも要注目!
【文】奥村裕司