THE SACRAMENT OF SIN/POWERWOLF

THE SACRAMENT OF SIN/POWERWOLF

ドイツで’03年に結成され、特に欧州では強固な支持を獲得している5人組の7枚目のアルバム。メロディックかつドラマティックなパワー・メタルが、本作でも十分に堪能できる。思わず拳を振り上げ、シンガロングしたくなる勇壮なバンド・サウンド。新鮮さという点では、初めて書き下ろされたバラードの存在だろう。楽曲自体もじっくりと聴かせるが、作品全体の劇的さをより高める効果も果たしている。ジャパン・ツアーの実現を期待するファンも一気に増えそうだ。初回限定盤にはエピカ、アマランス、ミレ・ペトロッツァら10アーティストが、パワーウルフの楽曲をカヴァーしたボーナスCDが付属。ン・ロック盤だ。キンクス印のポップネスを漂わせて、時に呟くように歌い、スポークン・ワードも入れるレイ・デイヴィス(vo, g etc.)にはドアーズが見えてくる感覚もあって、流石の深さの表現力にも大いに魅了された。
(土屋京輔)