4人体制となったNoGoDの7曲入りミニ・アルバム『神劇』、実験性も味わえる充実作

4人体制となったNoGoDの7曲入りミニ・アルバム『神劇』、実験性も味わえる充実作
アーティスト名NoGoD
NoGoD
アルバム名 神劇
神劇

CD | キングレコード | 2019年4月10日発売

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4人体制となったNoGoDが放つ、1年7ヵ月ぶりの音源となる7曲入りミニ・アルバム。音楽的な基盤となるハード・ロック/ヘヴィ・メタルを多彩に拡散するスタイルに変化はなく、キャッチーなメロディーを配したヴァリエーション豊かな楽曲群で一気に聴かせる。元来より懐の深いバンドだが、本作ではライヴでの即効性が期待できるアグレッションやプログレッシヴな構成美を巧みに織り交ぜながら、ポップ・センスも並立させて堪能させる。KyrieとShinnoによるツイン・ギターも洗練されており、特に音の響かせ方は、聴き手に各マテリアルのイメージを膨らませる効果を発揮。実験性も味わえる充実作だ。

【文】土屋京輔