5月21日(水)、国内ドゥーム・メタル・バンドHEBI KATANAが1年5ヶ月ぶりとなる4thアルバム『Imperfection』をリリースする。
2023年12月にリリースされた前作『III』は、メンバー・チェンジを経て練り上げられたバンド・アンサンブルとヘヴィ・サウンド、キャッチーなメロディが、日本のみならずドイツ、ポーランド、イギリスなどでもリリースされ、海外でも熱狂的に受け入れられた。2023年12月度のDoom Chartsではトップ7にランクインしている。2024年初頭からは東名阪、岐阜、彦根、さらには“Tokyo Doom Fest”を含むリリース・ツアーで国内を廻った後、7月にはイタリア&フランスでもツアーを敢行、欧州圏のリスナーにも強烈にアピールした。
前作と同じメンバー編成でツアーと並行して楽曲制作が進行した本作では、松尾芭蕉や谷崎潤一郎などにインスパイアされた「侘び寂び」「不完全さの美」「円相」といった、日本独自の精神世界を題材とした歌詞をフィーチャー。今まで築き上げた王道のドゥーム/ハード・ロック・サウンドを、本作の世界観に沿う形で再構築したスタイルに仕上げている。冒頭の「Bon Nou – 煩悩」では、疾走感あふれるリズム・セクションと、フリーキーなジャム・セッション由来のノイジーなパートが展開され新機軸を提示。「Dead Horse Requiem – 走馬灯」、「Doomed Echoes from Old Tree – 木霊」、「Praise the Shadows – 陰翳礼賛」では、ドゥームメタル/ハードロックの王道のリフが主導し、磨き抜かれたメロディとハーモニーが、バンド独自のカラーで展開される。静謐でメロウなパートと、ドゥーミーなヘヴィ・リフを大胆に融合させた「Yu gen – 幽玄」、「Yume wa Kareno – 夢は枯野」など、楽曲の充実度は前作をはるかに凌ぐ。さらに6分超えの大作「Blood Spirit Rising – 諸行無常」は、本作屈指のキラー・チューンで、レイヴン(b, vo)がメイン・ヴォーカルを担当。’70sの往年のレジェンドたちに深く傾倒したジャム・パートが、深遠な世界観を描き切る。ヴィンテージな音色にこだわった Goblinのドラミングは、パワフルながら楽曲を重視した柔軟なスタイルで、ニール・パート(ラッシュ)やスチュワート・コープランド(ポリス他)を彷彿とさせる一面をも持つ。
三者三様のカラーとキャラクターを最大限まで活かしきり、歌詞、メロディ、ヴォーカル、バンド・アンサンブルのあらゆる面で飛躍的な進化を遂げた本作で、HEBI KATANAの快進撃が再び始まる。
INFO

収録曲
1. Bon Nou – 煩悩
2. Dead Horse Requiem – 走馬灯
3. Praise the Shadows – 陰翳礼賛
4. Doomed Echoes from Old Tree – 木霊
5. Blood Spirit Rising – 諸行無常
6. Yu gen – 幽玄
7. Yume wa Kareno – 夢は枯野
公式インフォメーション
HEBI KATANA official site