PLAY TO WIN/STRIKER 現代的な質感の’80sメタルとスリリングな2本のギター

PLAY TO WIN/STRIKER 現代的な質感の’80sメタルとスリリングな2本のギター
アーティスト名STRIKER
ストライカー
アルバム名 PLAY TO WIN
プレイ・トゥ・ウィン

CD | マーキー・インコーポレイティド/アヴァロン | 2018年10月24日発売

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カナダ・エドモントン出身の5人組正統派メタラーによる前作から約1年半ぶりの6th。’80年代クラシック・メタルのエッセンスを存分に吸い込んだオールドスクール・スタイルの楽曲の出来の良さが大きな魅力なのだが、彼らの場合は演奏パートが非常に現代的な質感で仕上げられているというそのギャップも大きな特色。特にリフ〜ハーモニー〜ソロと常にスリリングにアピールし続ける2本のギター、そして手数足数をタイトに叩き込むドラムは強力な武器だ。楽曲面でも、メタル一辺倒ではなく良い意味で日和ったようなポップ・サイドの導入によるヴァラエティ感のある懐の深さも頼もしい。

【文】羽田幸一