THE SICK, DUMB & HAPPY/THE CHARM THE FURY

THE SICK, DUMB & HAPPY/THE CHARM THE FURY

硬派女性シンガーのキャロライン・ウェステンドルプを前面に立てたオランダ産激重バンドの2作目。メタルコア以降のソリッドな激烈サウンド手法を土台としながら、そこにメロディック・デスのドラマ性やオルタナティヴ・メタルの極太グルーヴとエモーショナル面も取り込み、ごくごく自然に激重サウンド総集編的アプローチで激情を描いているところがいかにも新世代ならではの柔軟な感覚だ。ドラマティックな重厚感の源はメロディアスなソロ・ワークやスリリングなリフ展開を司る極めてメタル的なロルフ・ペルドックのリード・ギター。激烈さのみならずシンガロング煽りやバラードの泣きも印象的に取り回す。
(平野和祥)