アーティスト名 | TOTO TOTO |
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アルバム名 | XIV XIV |
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復活第1弾…と言えば良いのか? ’08年からの活動停止期間のことはもう忘れられていると思うが、とにもかくにも約9年ぶりのアルバムだ。旧作にゲスト参加することもあったジョセフ・ウィリアムズ(vo)を始めとする旧メンバーの出戻りが一番の話題で、煌びやかなAOR路線と歌はやはり’80年代のジョセフ在籍時風だが、熱いプログレ性とロック感は往時を上回る重厚さ。’06年の前作『FALLING IN BETWEEN』のラフさに比べて随分と緻密だと思ったら、スティーヴ・ルカサー(g)によれば制作にじっくり手間をかけたとのこと。実際、ギター・ソロの完成度も含めて痒いところに手の届く、久々に会心の出来だ。
(斎藤新吉)