TURNING TO CRIME/ディープ・パープル:まさかの選曲も含んだバンド史上初の全曲カヴァー作

TURNING TO CRIME/ディープ・パープル:まさかの選曲も含んだバンド史上初の全曲カヴァー作
アーティスト名DEEP PURPLE
ディープ・パープル
アルバム名 TURNING TO CRIME
ターニング・トゥ・クライム

CD | ワードレコーズ | 2021年12月24日発売

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17年スタートの“The Long Goodbye Tour”、”20年の21th『WHOOSH!』を最後に活動休止の可能性もあったディープ・パープルだが、パンデミックの巣ごもり下で創作意欲が増したのか、こうして新作が届けられた。しかも、バンド史上初の全曲カヴァー作である。楽曲のチョイスは、クリームの「White Room」や、第2期ジェフ・ベック・グループのカヴァーでもおなじみのフレディ・キング「Going Down」、ツェッペリンの「Dazed And Confused」といったまさかの展開。スティーヴ・モーズ(g)のプレイも絶好調で、フリートウッド・マック「Oh Well」における連続アルペジオ技は、近年最大の名演と断言したい!

【文】尾谷幸憲