アーティスト名 | WHYZDOM ワイズダム |
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アルバム名 | SYMPHONY FOR A HOPELESS GOD シンフォニー・フォー・ア・ホープレス・ゴッド |
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女性シンガーを擁するフランス出身の自称“フィルハーモニック・メタル”バンドによる3作目で、本作から新ヴォーカルが迎えられている。目まぐるしく表情を変える劇的な楽曲構成の中にあって実に攻撃的な演奏でその存在感を主張する楽器隊とは対照的に、歌唱はどこかオペラティックで、華麗にメロディーを紡いでいく。このバンドも例に漏れず所々で男声グロウルが登場するが、そのヘヴィさと美メロの対比表現や荘厳でゴシカルなクワイア・パートの挿入からは、エピカやセリオンの影響を感じさせる。歌やギター・ソロにまだ不安定要素が残されており、この点が改善されれば聴きやすさは増しそうだ。
(Masa Eto)