ループ・スイッチャーの買い時はいつ?
普段使うエフェクターが5〜6個になってきたので、ループ・スイッチャーを導入したいのですが、まだ早いでしょうか? 何個ぐらいエフェクターがあったらスイッチャーを検討すべきでしょうか。本当は欲しくてもエフェクターの方を優先してしまい、手が出ないので、買い時が気になっています。ライヴでは何個か踏み替えながら数種類の音色を切り替えています。
(Witness/20代/男性)
スイッチャーの導入によるメリット・デメリット
足元にエフェクターがたくさん並んでいるとカッコ良いですよね?
おしゃれもサウンド・メイクも足元からと言ったり、言わなかったり(笑)。
スイッチを1回踏むだけで、複数のエフェクター及びアンプのチャンネル設定を変更し、サウンドを切り替えられるのがループ・スイッチャーです。例えばアンプの歪みチャンネルをクリーンへ切り替えて、さらにディレイやコーラスを同時にオンにしたい場合、2〜3個のペダルを踏まなければならないところを1回で済ませられます。ペダルの踏み間違いも起こりにくく、そこがスイッチャーを使う最大のメリットだと言えます。 曲中の静かなアルペジオでクリーンを出したいのにギャンギャンに歪んでしまったり、歪ませたギター・ソロを弾きたい時にペキャペキャしたクリーンが出たら、カッコ良さが台無しになってしまいますよね。
そういうわけでスイッチャーは大変便利なのですが、デメリットもあります。最近はコンパクトな物も増えていますが、ループ数が増えると筐体は大きくなりますし、繋ぎ方次第ではエフェクター・ボード内で大きなスペースを取ることになり、ボード自体が大きく重くなってしまうでしょう。また、高度な機能が付いたものなど、スペックが高いモデルは価格も上がります。
とはいえ、1度スイッチを踏み替えるだけでサウンドをガラッと変えられるのは魅力的ですね。使用頻度が高いものを繋いだり、エフェクターを入れ替えてボード内の配置を考えたりするのも楽しい時間だったりします。
ただ、Witnessさんのように5〜6個ペダルがあってもスイッチャーを使わない人は使わないですし、踏板を置いて2個同時に踏めるようにしている人もいます。 絶対に使わなきゃいけないものではありません。 踏み間違えない自信があればスイッチャーはいらないと思います(笑)。僕は無理なので、スイッチャーをボードに組み込んでいます。
結論としましては、欲しいと思った時が買い時だと思います。