5月15日(金)、フランク・ザッパの未発表パフォーマンスを収録した『ZAPPA ’66 VOL. 1: LIVE AT TTG STUDIOS』が発売される。フランク・ザッパ率いるマザーズ・オブ・インヴェンションが1966年10月、当時の若者文化の実情を追ったドキュメンタリー番組向けに行なったもの。また本作から先行トラック「Move On」がリリースされている。
「当時のマザーズは唯一無二のグループだったし、25歳のフランク・ザッパはアーティストとして契約を結んで1年も経っていなかったにもかかわらず、世間に大きな衝撃を与えていた。振り返れば、その過程のすべては緻密に計算され、抜け目なく計画されていたように思える」と、ザッパ家のテープ倉庫管理人であるジョー・トラヴァースは語る。
ザッパ率いるマザーズの面々は’66年10月、同年発表の1stアルバム『FREAK OUT!』を録音したロサンゼルスのTTGスタジオでドキュメンタリー番組向けのステージを披露。ヴィトー・ポーレカスやカール・フランゾーニなど同地の代表的なフリーク(変わり者)たちを招いて行なわれたそのパフォーマンスは、当時の”フリーク・シーン”の実態をありのままに捉えていた。
当時のマザーズはフランク(g, vo)、レイ・コリンズ(vo, tambourine)、デル・キャッシャー(g)、ドン・プレストン(key, perc)、ロイ・エストラーダ(b)、ジミー・カール・ブラック(dr, perc)、ビリー・マンディ(dr, perc)という顔ぶれ。本作はマンディとプレストンの加入後間もない演奏であることに加え、スタジオ・ミュージシャンのキャッシャーが参加した唯一の録音である点でも重要な意味を持つ。
インド音楽から発展した”ラーガ・ロック”の要素も感じられる即興演奏のほか、本パッケージでしか聴けない楽曲「Move On」や、のちに’68年作『WE ARE ONLY IN IT FOR THE MONEY』収録の「Absolutely Free」へと発展した「ジ・エレクトリック・バナナ」、初期マザーズのレパートリーの1つとなっていた「アイ・クッド・ビー・ア・スレイヴ」などを含み、全編を通して聴き応え抜群のスリリングな演奏が展開される。
ジョー・トラヴァース(ザッパ家のテープ倉庫管理人)によるライナーノーツを掲載した英文ブックレットが付属する。

INFO

「Move On」試聴リンク
Frank Zappa – Move On
収録曲
1. Hello There
2. Freak Chouflee’ (Live)
3. Move On (Live)
4. FZ & The United Mutations (Live)
5. “Tommy, Come Back!” (Live)
6. FZ Directs The Freaks (Live)
7. Pomp And Circumstance Sequence (Live)
8. Legalize Abortion (Live)
9. Twistin’ Again (Live)
10. The Electric Banana (Live)
11. I Could Be A Slave / Story Untold (Live)
12. “We Keep Changing Personnel Though”
13. A2 Jam (Live)
14. Khaki Sack – Prototype (Live)
15. Duke Of Prunes (Edited) (Live)
16. Victory Through Vegetables (Live)
17. “We’re Havin’ A Freak Out!” (Live)



