6月20日（金）、ロック＆フュージョン系ギタリスト：ジャック・ガーディナーの新曲「Shibuya Meltdown」が世界同時配信リリースされた。ミュージック・ビデオも公開されている。
ジャックはイギリス・リヴァプール出身で、現在はスイスを拠点に活動中。日本でもジャック＆オウェインとしてのリリースや2023年の来日公演で話題を呼んだが、ソロとしては2020年のデビュー作『ESCAPADES』以来となる待望の新曲だ。リズム隊には、マッテオ・マンクーゾのサポートや先述のジャック＆オウェイン来日公演にも参加した実力派ベーシスト：リカルド・オリーヴァと、同じくイタリア出身のドラマー：ジャンルカ・ペレリートが参加。圧倒的なテクニックと表現力で、楽曲の世界をより鮮やかに描き出している。
「Shibuya Meltdown」は、これまで以上にフュージョン色を強めたギター・インストゥルメンタル作品だ。キャッチーなメロディと複雑でありながら心地よいグルーヴが絡み合い、現代フュージョンの真骨頂とも言える一曲となっている。彼が愛してやまない日本、とりわけ渋谷の持つエネルギッシュな空気感からインスパイアされた本作は、ネオンがきらめく東京の夜を駆け抜けるような疾走感が魅力だ。ジャックはこの楽曲に対して、「僕が大好きな日本と渋谷のエネルギーからインスピレーションを受けて生まれた曲だ。ダーティ・ループスやコリー・ウォンのような今自分が聴いている音楽の影響を受けつつ、リード・ギターをヴォーカルのように前面に押し出した。さらに、カシオペアに代表される日本のフュージョン・レジェンドへの敬意も込めているよ。渋谷のネオンやファッション、スクランブル交差点の“整然としたカオス”を音で表現したつもり。日本の夜のサウンドトラックとしても、純粋に楽しい一曲としても楽しんでもらえたら嬉しいね」と語っている。
ダーティ・ループス、コリー・ウォン、プリニ、オウェインなど、世界的なアーティストとの共演・コラボを重ねてきた彼が放つ、キャリアの新たなハイライトとなる注目の一曲だ。
ヤング・ギター2025年８月号
定価 ¥1400
