14年ぶりとなるスラッシュのソロ・アルバム『ORGY OF THE DAMNED』の日本盤が、5月22日(水)に発売される。
近年のスラッシュfeat.マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズを含めたソロ・ワークとしては通算6作目となる本作は、自身のルーツに回帰し敬愛するブルースとソウルの名曲を取り上げたカヴァー・アルバム(1曲はオリジナル)。スラッシュ節炸裂の痛快なロックンロールから味わい深い泣きのブルースまで、スラッシュの最も直感的でピュアな思いに溢れたギター・プレイが堪能できる作品となっており、2010年のソロ名義第1弾アルバム『SLASH』同様にゲスト陣も超豪華だ。アルバムからの1stシングル「Killing Floor」では、なんとブライアン・ジョンソン(AC/DC)のヴォーカルにスティーヴン・タイラー(エアロスミス)のハーモニカ、そしてスラッシュのギターという、まさに全ロック・ファン興奮必至のドリーム・コラボレーションが実現、そのミュージック・ビデオが先週末に公開された。同曲に関するスラッシュとブライアンのコメントも発表されている。
スラッシュのコメント
「Killing Floor」は俺の大好きなハウリン・ウルフの曲のひとつで、若いギタリストだった頃の俺が夢中になった、アイコニックなブルース・リフのひとつがあるんだ。何らかの形でカヴァーしたいとずっと思っていたから、このアルバムがパーフェクトな手段になった。でもこのバンドでプレイして、しかもブライアン・ジョンソンが歌ってくれるなんて、当時は想像もしなかった成果だよ。ましてスティーヴン・タイラーがブルース・ハープを吹いてくれるなんてね。
ブライアン・ジョンソン(AC/DC)のコメント
スラッシュに「Killing Floor」で歌ってくれないかと訊かれたときは二つ返事でイエスと言ったよ。俺が生まれて初めてのバンドで最初に覚えた曲のひとつだったんだ。アイツにバッキング・トラックを聴かせてもらったら、考えるまでもなかったしね。それにスティーヴンのハーモニカもものすごく熱い。スラッシュとのスタジオ作業は楽しかったし、俺たちはこの素晴らしい往年の名曲の良さを十分に表現することができたと思っているよ。最高だ。
アルバムにはその他、クリス・ロビンソン(ザ・ブラック・クロウズ)、ビリー・ギボンズ(ZZトップ)、イギー・ポップ、ポール・ロジャース、クリス・ステイプルトン、ゲイリー・クラークJr.など、個性豊かかつ実力は折り紙付きのアーティスト達が多数参加しており、このアルバムに大きく貢献している。スラッシュ唯一無二のスタイルで往年の名曲たちに新たな命を吹き込んだ極上のロック・アルバムとなること必至だ。
INFO
『ORGY OF THE DAMNED』
SLASH
ソニー・ミュージック ジャパン インターナショナル | 20224年5月22日発売(日本盤詳細は後日発表)
収録曲
1. The Pusher feat. Chris Robinson (Vocal and Harmonica)
2. Crossroad Blues feat. Gary Clark Jr (Vocal, Rhythm guitar and Solo)
3. Hoochie Coochie Man feat. Billy F. Gibbons (Vocal, Rhythm guitar and Solo)
4. Oh Well feat. Chris Stapleton (Vocal)
5. Key to the Highway feat. Dorothy (Vocal)
6. Awful Dream feat. Iggy Pop (Vocal)
7. Born Under a Bad Sign feat. Paul Rodgers (Vocal)
8. Papa Was a Rolling Stone feat. Demi Lovato (Vocal)
9. Killing Floor feat. Brian Johnson (Vocal)
スペシャル・ゲスト:Steven Tyler (Harmonica)
10. Living for the City feat. Tash Neal (Vocal)
スペシャル・ゲスト:Jenna Bell, Jessie Payo (Background vocals)
11. Stormy Monday feat. Beth Hart (Vocal)
12. Metal Chestnut