SFX-01 Pickup Booster
セイモア・ダンカンがラインナップしていたエフェクターの中でも、最も初期に発表されたモデル(現在は生産完了)。基本は+3dBから+25dBの間でギターの出力を増幅できるクリーン・ブースターだが、ゲインつまみの右側に搭載されたピックアップ・レゾナンス・スイッチを切り替えることで、シングルコイルの音色にハムバッカーのようなテイストを加えることができる。
具体的なサウンドの違いは下記の通り。
[Flat]…ギターの音に何の色も加えない状態。純粋なクリーン・ブースト。
[1]……レゾナント・ピークを3kHz下げ、“’59 model”のようなニュアンスにする。
[2]……レゾナント・ピークを5kHz下げ、“Duncan Distortion”のようなニュアンスにする。
サウンド・サンプル 試聴
サンプル音源 1:クリーン
クリーン・サウンドを[Flat]でブースト。
ゲインつまみは3時の方向。
ピックアップは“SSL-5 Custom Staggered”を使用。
アンプのセッティング
サンプル音源 2:クランチ
クランチ・サウンドをブースト。
ゲインつまみは3時の方向。
ピックアップは“SSL-5 Custom Staggered”を使用。
0:00〜 OFF 0:04〜[Flat] 0:15〜[1] 0:27〜[2]
アンプのセッティング
SFX-01 Pickup Booster
●コントロール:ゲイン、ピックアップ・レゾナンス・スイッチ、ON/OFFスイッチ ●入出力端子:INPUT、OUTPUT ●外形寸法:63.5(W)×50.8(H)×127(D)mm ●価格:¥16,800(※生産完了モデル)
試奏者及びレコーディング環境について
幅広いプレイ・スタイルを持つ実力派天然系ギタリスト。音楽学校MI JAPANにて教鞭を振るう他、BABYMETALなどのサポートでも活躍中。著書『アドリブ・ギター虎の巻』シリーズは累計10万部超!
ギターはナビゲーターの“LP”シェイプおよび“ST”シェイプを使用。
ピックアップの交換作業は、ESPギタークラフト・アカデミーの林 宏樹先生が担当。ギターの調整は各ピックアップのキャラクターに合わせて、臨機応変に変えてもらった。
アンプはマーシャルJVM410H を使用。レコーディング時はスピーカー・キャビネットを使用せず、リア・パネルに搭載されているEMULATED LINE OUTの信号から、直接レコーダーに接続した。
INFO
セイモア・ダンカン公式サイト