[映像]トニー・マカパイン式スウィープの奥義! ヤング・ギター6月号

[映像]トニー・マカパイン式スウィープの奥義! ヤング・ギター6月号

ヤング・ギター6月号の大特集『スウィープを極める』では、スウィープ巧者の1人としてトニー・マカパインが登場。インタビューに加えて、彼が提供してくれたプレイ動画に連動してのスウィープ奏法の解説を掲載している。この動画は非常に短いのだが、トニーが誇るテクニックの精度の高さがしっかり確認できる、濃密な内容になっている。

なお各エクササイズにはタイトルが付いているが、これはトニー自身が付けてくれたもの。例えばEx-1のノーマル・テンポ、スロー・テンポともに“Sweep 3”というタイトルが付けられ、3本弦のスウィープ・アルペジオであることを示している。 

Ex-2の“HoT”というのは、“Hot Rake”の略称とのこと。これはトニー自身がスウィープの奏法をこのように呼んでいることに起因している(rake=掃く)。ちなみにこのフレーズと、“T&THE T”と題されたEx-3では過去の楽曲で使っていたテクニックをそのまま使用しており、ファンはニヤリとすることだろう。

さらにEx-AとBは、今回のスウィープ特集からはテーマが外れるのだが、トニーが自身のフレージングにおける重要要素として披露してくれたタッピングのアイデアとなっている。前者は4本弦のEディミニッシュのアルペジオディミニッシュ・アルペジオ(タイトル部分で“Diminshed”と誤記されているが、これはディミニッシュを表す記号的なものと捉えてもらえば良い)、後者は3本弦のDメジャーでのアルペジオとなっている。