兀突骨の年末ライヴをPARAMENAのSayaがレポート! 2025.12.21 @WildSideTokyo

兀突骨の年末ライヴをPARAMENAのSayaがレポート! 2025.12.21 @WildSideTokyo

三番勝負の第一弾を目に焼き付けてきました!!

三番勝負第一弾 フライヤー

ヤング・ギター読者の皆さん! こんにちは!!

関東を拠点に活動しております、PARAMENAのSayaと申します。

Saya
pic:えりな

普段は、ESPでオーダーした8弦ギターで、ポップスからメタルまで様々なジャンルを弾いております。私が所属するバンド:PARAMENAでは、なんと8弦使いが3人もおりまして…。テクニカルかつ極悪サウンドを奏でるバンドになっております。音源やMVも出しておりますので、是非チェックしてください…!

さて、今回は兀突骨のライヴ・レポートのお話をいただき、恐縮ですが、楽しんで報告させていただきます…!

兀突骨のギタリスト:Joe-Gさん(円城寺慶一)のことは、私が高校生の頃、一方的にお見かけしておりました。その後、勇気を出して連絡をし、当時は地元大阪にいたので、主にオンラインで速弾きのレッスンを受けておりました。

円城寺“Joe-G”慶一&Saya
円城寺“Joe-G”慶一&Saya

兀突骨の方もSNSを毎回チェックしており、大阪でのライヴの時は何回か観に行っていました! Tシャツも持っております(笑)。

その頃から、「いつか対バンしたいなぁ」と思っており…。夢のひとつに書いていました(笑)。

すると…なんとなんと、上京してメタル・バンドを組み、2024年に対バンさせてもらうことになり…! めちゃくちゃ嬉しかったのを憶えております。

そして今回、私が伺ったライヴは、新宿WildSideTokyoにて、レコ発ツーマン三番勝負の第一弾! ばっちり目に焼き付けてきました!!

バンド

兀突骨 2025.12.21 WildSideTokyo セットリスト

1. Intro:功名が辻メインテーマ(SE)〜復讐ノ祝詞
2. 川越ノ残虐王
3. 争乱ノ死地ヘ
4. 是非ニ及バズ
5. 反撃ノ時
6. 兵ドモガ夢ノ跡
7. 文物ト戦
8. 狂気ノ戦野
9. 血気ニハヤラバ
10. 疫神
11. 別レノ子守唄
12. 血塗ラレタ旅路
13. 不滅ノ魂
14. 一網打尽
15. 不死ノ山 [Encore]
16. 殉教者

セトリは全15曲+アンコール1曲。

本編メインは、’24年末リリースのベスト・アルバム『血塗ラレタ旅路』(CD)の全曲再現で、そこにプラスして、’25年12月にリリースされたばかりの7thアルバム『不死 -IMMORTALITY-』からも3曲プレイ。事前に全曲聴いてから観たので、よりテンションが上がりました!

10代の頃からライヴは観ていたので、馴染みあるMCやパフォーマンスでしたが、今回はよりパワー・アップが感じられ、めちゃくちゃ迫力がありました。「こんなに音圧あったっけ!?」と、転換リハからびっくりしておりました(笑)。

円城寺“Joe-G”慶一(g)
円城寺“Joe-G”慶一(g)
高畑治央
高畑治央(b, vo)
秋田浩樹
秋田浩樹(dr)

トリオなのに3人とは思えない迫力で、音圧が凄まじかったです…。「えっ、ほんまに3人だけやんな…!?」と思い、何回も確認したぐらいに(笑)。

全員のプレイがかっちり合うと、それだけですごい音圧や音量になるんですが、兀突骨は常に安定した演奏と、かっちりハマったリズム、それによる音圧も半端ないです。

何よりロング・セットの中で、一番体力を使うであろうドラムの安定感、疾走感、変わらない音量感がすごい。「疲れが見えるな…」と感じるライヴって、たまにあると思うんですが、秋田(浩樹)さんは最後の最後まで安心して見ていられる、余裕あるドラミングで素晴らしかったです。

さらに、音作りもめちゃくちゃバランス良くて…。

高畑(治央)さんのベースのぶりぶりなサウンド、他の楽器に負けないごついサウンドかつ、音抜けもしっかりしていて、細かいフレーズも聴きやすい。

スラップと指弾きのバランスって、難しいところだと思うんですが、フレーズの切り替えはもちろん、音も自然ですごかったです。

ドラムの音作りはそこまで詳しくないのですが、普段ライヴを観ていて、「このスネアの音、好きだなぁ」とか、「シンバルしっかり鳴ってていいなぁ」とか色々思うのですが──もうこの日は、何も言えないぐらい素晴らしかったです! めちゃくちゃ音数叩いてるのに、全部がしっかり聴こえて、パワフルな中に凄く繊細さを感じられて感無量でした。常に“フルパワー!”って感じで観応えあります。

高畑治央
秋田浩樹

Joe-Gさんのめちゃくちゃ痺れるチョーキング!

そして、ギタリスト目線で個人的に凄いなと思った点…!

シングル・ギターなのでソロになるとバッキングがなくなるんですが、それでも音量や音圧が変わらないぐらい自然に聴こえるんです…! 基本バッキングが抜けると寂しいなと感じたり、一気に音量が下がる印象なんですが、全く違和感なくすごい熱量のまま…!

音作りはもちろん、鍛えられたテクニックなんだろうなぁ…と。めちゃくちゃ勉強になりました…。

joe-G

全体の音量バランスもめちゃくちゃ聴きやすく、全員の音がしっかり一粒々々聴こえます。メタルのライヴは結構キンキンしたりして、耳栓必須なのですが、今回は必要ありませんでした(笑)。それでも、耳も痛くなく、バランス良く、心地好いサウンドでしたね。

ギターは基本いかついサウンドなのに、一瞬のブレイクなどでピタッと止まってもノイズがなく、計算し尽くされた音作りだと思いました。

メタルの音作りは、ハウリングやノイズ、ミュートなどがけっこう難しく…。リード・フレーズやバッキング・フレーズとのバランス、細かいフレーズが埋もれない音作りなど、実際ライヴでの外音って、本当に難しいところなんですが、兀突骨はメンバー全員、一粒々々綺麗に聴こえるので本当にすごい。テクニック込みの音作りだよなぁ…と感心しておりました。

右手でしっかり音を出してピッキングしているのと、ノイズが出ないようしっかりしたミュートがポイントなのかな…と。右手でしっかりピッキングして音を出していれば、ゲインは少なくてもちゃんと歪むんだなぁ…と、特にJoe-Gさんを見てるとすごく思います。

Joe-G

終演後、ステージで足元の機材を見せてもらったんですが、めちゃくちゃシンプルでびっくりしました! Joe-Gさんなら、アンプひとつでもしっかり弾けるんだろうな…という安心感と信頼がありますね。

Joe-G使用ギター

また、音作りはもちろん、楽曲の見どころも満載でした…!

新曲などは特に、歌のメロディが感じられたり、コード感ある曲なので、聴きやすくてノリやすかったです…!

兀突骨の楽曲は、ギター・ソロとベース・ソロの掛け合いや、長めのギター・ソロ、スラップ・ベース、速弾き、鬼刻み、ドラム・ソロなど、終始聴きごたえがあります。常にクライマックスで、「どこを観たらいいんや?」となります!!

Joe-G
高畑治央

ノリやすいリズムの曲や、ブレイクやキメがかっこいい曲、そしてどの曲も、イントロや曲の入りにテンションが上がりますね…! 曲の入りって意外とシビアだし、観客目線でも不安になる時があるんですが、兀突骨は毎回安心して観られるのと、「くるぞくるぞ…!」とテンションが上がる入りなので、自然と乗っちゃいますね。

そこって意外と「難しいポイントかな」と思ってるので、素直に凄いなぁと勉強になります…!

刻みのフレーズなど、かっちり合わせるのってめちゃくちゃムズいんですが、どの曲も合いすぎててドン引きレベルでした(笑)。ブリッジ・ミュートの安定も含め、気持ち良すぎました。洗練されすぎていますね…。

ド派手なギター・ソロばかりなので、そちらに目がいきがちですが、ソロ中のバッキングのお2人の演奏に愛を感じました(笑)。ほんま息の合った演奏って、こういうことなんやろうなぁ…と、しみじみしてしまいました。長年の絆や経験値はやはりすごいですね…。

何より、Joe-Gさんのギター・ソロは速弾きが特徴的だと思います。元々、速弾きギタリストのイメージですし、そこに目がいきがちですが、個人的には、チョーキングがめちゃくちゃカッコ良い!…という部分を推したいですね。

チョーキングのカッコ良さに正解はないと思ってて…、最もその人の色が出ると思っているんですが──Joe-Gさんの場合、正確さはもちろん、絶妙な倍音だったり、音の上げ方だったり…めちゃくちゃ痺れるチョーキングなんですよ…!!

「ギタリストみんな好きやん!」みたいな(笑)。

Joe-G

アームを使ったり、タッピングやスウィープ、フル・ピッキングなどなど、色んな奏法が本当盛りだくさんで、ギターの特徴や「好き!」がすべて詰まったギター・ソロばかりでした…! ギター自身も嬉しいやろなぁ…って(笑)。

速弾きはもちろん、チョーキングも意識して、みなさんぜひ聴いてみてくださいね!

あと兀突骨のライヴは、音圧や演奏のテクニックはもちろん、ステージングやパフォーマンスも魅力的です。

ギターはめちゃくちゃテクいフレーズなのに、基本前を向いて、お客さんの顔を見ながら弾いてるのもすごく良かったなぁ…と。自分もステージでの動きや見え方は常に試行錯誤しているので、笑顔でお客さんの顔をしっかり見て弾いている姿は、やはり「カッコ良いな」と! 改めて感じましたね。

ベースも基本歌いながらなので、手元をあまり見ておらず、歌が抜けた後も頭を振ったり動いたりして、毎回観どころ満載です!

ドラムも大きく腕を振りながら叩いており、複雑なフレーズなのに、メンバー皆さん余裕あるパフォーマンスで非常に痺れました。

ロング・セットかつ、体力も非常に使う楽曲だと思うんですが、パフォーマンス含め、疲れを感じさせない余裕がめちゃくちゃカッコ良いんです…!!

個人的には、毎回MCが面白くて、そこも結構好き(笑)。

メタルのライヴのMCって、曲とのギャップなどもあり、結構難しいと思うのですが、キャラや世界観も素敵で、タイムリーなトークも交えつつ、毎回「面白くてめっちゃいいなぁ」となっております。いつもめちゃくちゃ笑いながら…。経験値の多さを感じましたね…!

さて…、長々と書いてしまいましたが、皆さんに楽しさや魅力は伝わったでしょうか…!

兀突骨のライヴは、終始クライマックスな観どころ満載となっております!!

音源ももちろん素晴らしいんですが、音源並みの再現力と、かっちり合わさった演奏による音圧は、ライヴの現場でしか体験できないので、ぜひ皆さんにも観てほしいですね。

ここまでありがとうございました…!

皆様も良きメタル・ライフを…!!

三番勝負第二弾 フライヤー

三番勝負第三弾 フライヤー