“POWERCAB”、6タイプのスピーカーで音の出口まで深堀り! Line 6 | POWERCAB CL 112

“POWERCAB”、6タイプのスピーカーで音の出口まで深堀り! Line 6 | POWERCAB CL 112

オリジナルのスピーカーを搭載

“POD”シリーズや“Helix”シリーズなどで、デジタル・プロセッサーによるリアルで多彩な音作りを追求してきたLine 6。同社がサウンドの出口にまで目を向けて開発したアクティヴ・ギター・スピーカーである“POWERCAB”シリーズに、ニュー・モデルが加わった。プロセッサーなどで作り込んだ音をそのまま出力する、もしくは手軽にスピーカー・タイプを変更して音作りを深掘るための、最前線モデルを見てみよう。

背面
ライン・アウトやUSB、MIDIなどを備えた背面はオープン・バック。

“POWERCAB CL”はブラック&シルヴァーのフロント・グリルが象徴するように、クラシカルな趣も持ったモデルで、今回はオリジナルの12インチ・カスタム・スピーカーを1基搭載した“POWERCAB CL 112”を試奏した。本体サイズは既存の同型モデルとほぼ変わらないが、オープン・バックであることや、堅牢ながら軽量な材を用いたことが影響しているのか、約2kgほど軽くなっている。運搬面では大きなメリットだ。

スピーカー
オリジナルのカスタム・スピーカーを搭載。フル・レンジ/フラット・レスポンスではなく、標準的なギター・サウンドを出力する。

専用ノブでヴォイシングやEQを操作

またモード選択やパラメーター調整をディスプレイ表示とひとつのノブで行なう既存モデルと違い、スピーカー・ヴォイシングの選択や3バンドのEQ調整を専用ノブで行なう方式になっている点も注目。より直感的にサウンド調整がしやすい設計だ。

スピーカー・ヴォイシング
VOICEノブにより、6タイプのスピーカー・ヴォイシングを選択可能。日本製ソリッドステート・アンプ風のクリスタル・クリーンも再現可能だ。

スピーカー・ヴォイシングは、日本製ソリッドステート・アンプ風のCRISP、アメリカン・コンボ風のJARVISとJETSON、ブリティッシュ・アンプ風のESSEXとGREENそれにVINTAGEという計6タイプを内蔵。また“CL”シリーズはフル・レンジ/フラット・レスポンス・スピーカーではなく標準的なギター用スピーカーを採用しており、ヴォイシングをオフにしてナチュラルなサウンドを楽しむことも可能だ。

試奏では同社の“HX Stomp”を用い、スピーカー・ヴォイシングの変更によるサウンドの変化などを確認。どれもシミュレート元のキャラクターをしっかり捕らえており、意外な組み合わせの妙なども楽しめた。MIDIと組み合わせれば、クリーンの時はCRISPやJARVIS、歪みサウンドはGREENに変更といった使い分けも可能で、よりイメージ通りのサウンドをライヴの場でも実現できそうだ。XLRのライン端子にはIRを適用することができ、モニター用の中音と会場用の外音を理想のサウンドまで追い込むことも可能だろう。音作りにこだわる人はぜひチェック!

VOLUMEノブ
VOLUMEノブで全体の音量を調整可能。その上のXLR IRボタンをオンにすることで、ライン・アウト信号にIRを適用することができる。

試奏動画:Line 6 | POWERCAB CL 112

Line 6 | POWERCAB CL 112 製品概要

●スピーカー:Line 6“HC100カスタム・デザイン・スピーカー”(12インチ)×1 ●出力:100W ●入出力端子:インプット(コンボ・ジャック)、USB、MIDIイン、XLRアウトプット ●コントロール:VOICE、LOW、MID、HIGH、VOLUME●スイッチ:オン/オフ、VOICE ON、XLR IR、MODE、GND/LIFT ●電源:付属電源ケーブル ●サイズ:564(W)×262(D)×488(H)mm ●重量:14.5kg ●価格:¥88,000(税込)

製品情報:POWERCAB CL 212 & POWERCAB CL 112 – Line 6 Japan