アーティスト名 | STONE SOUR ストーン・サワー |
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アルバム名 | HOUSE OF GOLD & BONES PART 1 ハウス・オブ・ゴールド・アンド・ボーンズ パート1 |
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今やベストセラー作家でもあるコリィ・テイラー(vo)が創作した物語“House Of Gold & Bones”をベースとするコンセプト作品。スリップノットの活動が落ち着いた’12年初頭から曲作りを続け、それをメンバーで発展、仕上がった23曲から今回は11曲(+ボーナス曲)を収録。残りは“Part 2”として、来年春のリリースが予定されている。
サウンドはこれまで通り多彩だ。ヘヴィものに関しては、ヘヴィだがハード・サウンドという感じ。低域にコモらず明瞭で、遮る皮膜のようなものはない。そして“ストーン・サワーに於けるコリィ”の味であるドラマティックな聴かせもの④⑤⑧もあり、緩と急、動と静が明確だ。他にも喜怒哀楽を滲ませる場面が多く、物語を貫いていることがなるほど納得、窺える。
ジェイムズ・ルート、ジョシュ・ランドのソロ・ギターはきっとフリークを満足させる。ソロにだけ注目する性質の作品ではないが気になる人もいるでしょうという予測の元、敢えてそこを探りつつ聴いてみると、例えばレガート系コンテンポラリーな弾きコナしが痛快だし、聴かせものではメロディーが心地よい。スリップノットでは能ある鷹は爪を隠す状態だったジム、ギルバート・フリークだったジョシュ、どちらも凄腕なわけだから改めて驚く必要はないが、かなりプッシュされてる感じがしたので。
(福田真己)