アーティスト名 | RUNNING WILD ランニング・ワイルド |
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アルバム名 | BLOOD ON BLOOD ブラッド・オン・ブラッド |
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独産メタルの“海賊”による5年ぶりの新作(日本盤発売は8年ぶり)。1曲目からケルトなギターで始まる“お馴染みロックン・ロルフ(vo, g)節”だが、この曲がアイリッシュ・パンク風に聴こえたり、シン・リジィがトラッド曲を翻案した時のような曲があったりと、バンド再編以降のポップさと従来の暑苦しさのバランスが良好。音は悪いがとにかく覇気が凄まじかった’16年の前作よりも疾走曲は少ないが、テンポが速かろうと遅かろうとロルフの声と独特のピッキング&ヴィブラートが醸し出す頑固な鋼鉄臭は不変であり鉄壁だ。’94年名作の前日譚的な曲が収録されているというのもファンは思わずニヤつく。