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フレデリク・ルクレール/シンセイナム『REPULSION FOR HUMANITY』

ついにライヴ活動をスタートさせた“オールスター・プロジェクト”のブレーンが、2ndアルバムの制作背景を熱弁!!

インタビュー●奥村裕司 Yuzi Okumura

シンセイナム - フレデリク・ルクレール

ドラゴンフォースのベーシスト:フレッドことフレデリク・ルクレールが、本来のギタリストとしてデス/ブラック・メタルへの偏愛を大開放したオールスター・プロジェクト:シンセイナム。今年8月にセカンド・アルバム『REPULSION FOR HUMANITY』を発表した、元スリップノット、現メイヘムなど錚々たるメンツのこの6人組が、遂にライヴ活動へと乗り出した! 前々からフレッドは、「シンセイナムはプロジェクトからバンドに成り得る!」と自信をにじませていたが、実は10月19日の英ロンドン公演を皮切りにツアーは始まっており、去る11月6日には初来日公演も実施。当初は各メンバーのスケジュール調整などでツアーを組むのは到底不可能…と目されていたが、遂にフレッドの宿願が叶ったのだ。ただ、結果的にひとりメンバーが欠けることになってしまった──その理由とは? そして、新作のアレやコレやについても、フレッド本人にたっぷり&ガッツリ語ってもらった!!

曲を作っている時は誰にも邪魔されたくないんだ

YG:EP(’17年『ASHES』)も2ndアルバム(『REPULSION FOR HUMANITY』)も出て、ライヴ・ツアーも決定した…ということで、もはやシンセイナムはプロジェクトからバンドになったと言えますね?

フレデリク・ルクレール(以下FL):傍目から見たら、名のある有名人が集まって作ったプロジェクトだと感じられるかもしれない。でも、俺はかねてから言ってきた通り、この活動をとても重視しているんだ。俺にとってはプロジェクトじゃなく、バンドのつもりでずっとやってきたしね。ツアーも1stアルバムの時点でやりたかったんだが、スケジュールの都合で実現しなかった…。その代わりにEPを出して、ここに2ndアルバムが完成し、これはサイド・プロジェクトなんかじゃない、もう本当のバンドだ…ということが周知され始めたのは嬉しいな。近頃は、(作品リリースやツアーで)自らの存在を定期的にアピールすることがとても大事だ。そもそも俺は、こういうタイプ(デス/ブラック系)の曲を書くのが好きだから、あと数年ぐらいはネタに困らないぐらい、どんどんアイデアが溢れ出てきているよ。

YG:色んなバンドのメンバーが集まっていると、モチヴェーションという点で温度差が出てきたりしませんか?

FL:それはない…と、俺はそう思っている。彼等の気持ちを代弁することは出来ないけど、意見を交換したり、話し合ったりする中で、俺はそう感じたんだ。凄く光栄なことだよ。彼等はみんな、それぞれ異なる分野で大いに名を挙げている。それなのに、全員がこのプロジェクトに熱中してくれているんだ。新作では──例えば10曲目の「Insects」は、殆どのアイデアをステファン(ビュリエ/g)が出してくれた。他にも、ハイモット(b)が大半を書いた「Sacred Martyr」とか、ジョーイ(ジョーディソン:ds)が中間部を作ってくれた「Repulsion For Humanity」など、みんなが関わった曲が満載だよ。バンドの経営面やマネージメントは俺が取り仕切っているけど、全員がやる気になって取り組み、ツアーに出るのも楽しみにしてくれているのは、凄く嬉しいね。

YG:『REPULSION FOR HUMANITY』は、みんなでフランスに集まってレコーディングしたそうですね? 曲作りもファイルの送り合いではなく、実際に顔を合わせて一緒に進めていったのでしょうか? 

FL:いや、ファイルを送り合ったよ。今回も全体的には俺が多くを書いているしね。そもそも、ビデオ撮影を行なうために集まるのだってひと苦労なんだ。それに俺は、曲を作っている時は、他の誰もレコーディング・ルームに入れたくない。その方が楽だからさ。ドラゴンフォースの時だって同じだよ。他のみんなもそれで良いと思っている。他のメンバーと一緒に曲を書いていると、変なリフを作ったりして、良い結果にならない。特定のアイデアは自然と出てくるべきだよ。こんな言い方をすると、意地悪に思われるかもしれないけど、誰にも邪魔されたくないんだ。誰かが途中で「そこはこうした方が…」なんて口を挟んできたら困っちゃうな。

リハーサル・ルームでは、無駄な時間を過ごしたくない。明確なアイデアが出るから、すべて自分自身で書き上げたあと、みんなに送る方がイイよ。そこから、(他のメンバーにも)あれやこれや考えてもらう時間を与えるんだ。かつて(フランスの)地元バンドにいた時は、メンバーと顔を合わせて書くこともあったよ。それもイイけど、ちゃんと形になった、仕上がった製品を見てもらいたい。それが俺のやり方なんだ。みんなで意見を交換する方がやり易いという人もいるかもしれないけど、俺はコレでウマくいっている。

YG:先ほど、他のメンバーがアイデアを出した例を挙げてくれましたが、その3曲に関しても、メインのアイデアはフレッドが出して、そこにみんなのアイデアを加えていったのですか? それとも、他のメンバーが持ってきたアイデアを基に、そこから発展させていった曲もありますか?

FL:どれも後者だよ。俺のところに曲が送られてきて、「どう思う?」と訊かれる。どれも超カッコいいんだけど、俺がそれをアレンジし直して、俺のタッチを加えて、俺達らしくする。でも、そんなに変更する必要はなかったな。「これは他のメンバーが書いたから、こんなに目立つ」という曲もなかったし。どの曲もシンセイナムらしく仕上がったよ。ただ、ジョーイの曲には何かが欠けていると思った。厚みのあるリフのところだね(と弾く)。「ここはサフォケーションみたいなヴァイブが欲しいなぁ…」「なるほど、分かった!」…というようなやり取りが、フランスで借りた家で起きたのさ。彼がドラムを録った1〜2日後のことで、みんな何かが足りないと感じていたんだ。そういうのはちょこちょこあったよ。「Sacred Martyr」はハイモットがメイン・リフを思いついて(と再び弾く)、サビのセクションをちょっと変更したしね。

YG:今の話だと、レコーディングが始まった時点で、まだ完成していなかった曲があったのですね?

FL:俺には完成していると思えたんだけどね(笑)。クールだと思っていたよ。するとジョーイが、「何か足りない」と言い出して…。それで、Pro Toolsのファイルを開いて、該当セクションの尺を延長して繰り返し叩けるようにした。いつだって改善の余地はある。でも、そう出来て良かったな。1stアルバムや『ASHES』では、そうはいかなかったから。あの時は、彼がアイオワの自宅で(ドラムスを)録るしかなかったんだ。一緒にやることの面白さはそんなところにもあるんだよね。

YG:アルバム全体としては、デス・メタルというよりも、ブラック・メタルっぽさがより強まっているように感じました。さらに邪悪に、ヘヴィになっていると思ったのですが、意図的にそうしたということは?

FL:意図してやったところはないよ。特に何も気にせず、とにかく邪悪で激しくて凄まじいモノが作りたかっただけさ。1stアルバムでは、パーフェクトなデス・メタル・アルバムを作ろうと意図していた。そのジャンルへのリスペクトの気持ちを示したかったから、「ブラスト・ビートを使って…」「イントロはこうで…」とね。でも、今回はキミにも、他の取材でも、「ブラック・メタルになった」と言われたのは興味深いな。俺はインターネット上の意見をチェックすることもある。すると、自分達が何を言ってるのかも分からずに話し合っているようなヤツらがいるんだよ。今回のアルバムについて、「全くブラック・メタルの要素がない」って言ってるヤツがいてさ…(笑)。

YG:あらら…。

FL:俺はキミの意見に賛成だよ。こういう…(と高速でトレモロ・リフを弾き始める)ダークスローンみたいなのを繰り返したりとか。うん、「これぞブラック・メタル!」だね。でも、意図してやったワケじゃない。「もっとブラックにしてやろう」なんて思ったこともないよ。ただエクストリームでブルータルなモノが作りたかっただけだ。前作はインタールードを挟んだりと、やや洗練されたアルバムでもあったよね。何か物語を伝えていくような…。しかし、今作では開放弦でコードをギャ〜ンと鳴らして、ただもう「くたばれ!」ってアティテュードだ。

ネット上には、インタールードが入っていることに不満を訴える人が沢山いた。「アルバムのテンポ感を殺しちまってる」とか何とか言ってさ。どっちみち俺は、あの形式に則って続けるつもりはなかった。でも、そういう意見を聞いてからは、「だったら開放弦まじりのオープン・コードで攻めてやる!」と思ったんだ。そして「Forsaken」の最後には、長い長いギター・ソロを入れた。これはおそらく、「Might As Well Be On Mars」か「Dangerous Tonight」あたりの、アリス・クーパーのアルバム『HEY STOOPID』(’91年)からの影響だね。

アルバムをひと通り聴いたところで、「このバンドはエクストリームだな」と思ったら、それは間違いで、最後にAOR風のロング・ギター・ソロが出てくる。おかしいよね? ただ俺達としては、何が出来るか可能性を探ってみただけさ。このアルバムにはルールがなく、何か凶暴なことがやりたかった。「Manifsetation Of Ignorance」なんてその典型だ。あと、ギターの音程がちょっと狂っている曲はどれだっけ? ゴメン…ちょっと忘れてちゃったけど、そうすることで、バッキングに不穏さを出そうとしたんだよ。ともあれ、ブラック・メタルっぽいと思ってもらえて嬉しい。これが俺の好きなアグレッシヴな音楽だから。でも、あらかじめ考えてやったモノはないんだ。

YG:何曲かケルティック・フロストからの影響も入っていませんか?

FL:ああ、きっと「Manifsetation Of Ignorance」だな! あと──「Forsaken」のコーラスも…(と歌う)。ここにはトランペットが入っているけど、これもケルティック・フロスト風だ。正直言って、俺はケルティック・フロストの大ファンではない。モービッド・エンジェルやペスティレンスほどハマってはいないよ。でも、すべてのアルバムを──(声を潜めて)非合法に手に入れて(苦笑)…持っているし、昔から聴いて育ってきたから、全くファンじゃないと言えば嘘になる。但し、これまた意図的ではなかったよ。そうえいば、「Manifestation〜」のリフをステファンに送ったら、「スゲー! ケルティック・フロストだ…!!」と言われたな。「あ、そう?」と返したけどさ…(笑)。

アッティラはまだバンドの一員なんだよ!

YG:ところで、既に何曲かPVが公開されていますね?

FL:(日本語で)ハイ。

YG:そこにアッティラ(シハー:vo)が映っていないような気がしたんですが…?

FL:あれ…そうかな? いるけど、見えないだけじゃない? 予算が余ったんで、映像効果でチビにしてやったんだ。縮め過ぎたかなぁ…。

YG:(笑)

FL:え〜と…実は見ての通り、彼は参加していない。レコーディングでも、「Manifestation Of Ignorance」「Forsaken」「Symbiosis」でバック・ヴォーカルを歌っただけなんだ。あと…そうそう、歌詞もちょっと書いてくれたけどね…。『ASHES』EPを作る時には、フランスにも来てくれたんだよ。でも──その時、セカンド・アルバムやツアーも含めた今後の予定について、「次こそ(ライヴを)やろう」「そのために早めに計画を立てよう」なんて話し合っていたら、「なぁ…兄弟、俺は参加出来そうにないんだが…」と、(アッティラが)酷いハンガリー訛りの英語で言うんだ。「息子のことや、メイヘムの活動とか色々な理由で、次のアルバムには参加出来そうにない」…とね。だから、「えっ…それってどういうこと?」「それじゃ、バンドを脱けるのかい?」とさらに突っ込んだところ、「違う違う。今でもメンバーのつもりだよ。まだバンドにはいる。ただ、あっちの方(メイヘムなど)でもうスタジオを押さえたり、映像撮影のスケジュールを決めてしまっていてさ…」と言うじゃないか。さらに、「これはほんの一瞬のことだから、キミ達は前に進むべきだ。今バンドは成長期にあるんだから、俺のことでみんなを待たせたくないよ」…とも。

俺としても、待ちたいとは思わなかった。彼の境遇も理解した。俺達にとっては、そのことが問題には思えない気がしたんだ。ただ、日本じゃ、このラインナップが定着しているみたい…だね? 日本のファンって、誰が正式メンバーだとか、誰が辞めたとか、彼はセッション参加だとか、そういうのにこだわっていて、とても神経質だよね? ラインナップ、ラインナップ…って。

YG:よくご存知で(苦笑)。

FL:でも、今回のことはこう思って欲しい──TV番組のシリーズ物と同じさ。1シーズンだけ登場しないキャラクターがいる。それだけのことだ。それでも、ストーリーは展開していく。そりゃ、フォトショップで加工して、彼(アッティラ)の写真をブックレットに入れ込んだり、動画も合成させたりして、トボけることは可能だよ。でも、そんなの俺達じゃない。正直ではないからね。だから、ハッキリ言わせてくれ。「次のアルバムにはアッティラも参加する」…って! あ…いや、もしかすると、次のアルバムではステファンがいなくなったりするかもしれない。でも、シンセイナムは続けていかなきゃならないんだ。俺がいる限り、必ずシンセイナムは存続する…というのが、俺達の中では共通理解となっているんでね。

だからといって、誰かが脱けても気にしない…ってワケじゃないよ。俺達はみんな兄弟も同然で、仲の良い友達同士だからコレが始まった…のさ。確かに、彼(アッティラ)は新作には参加していないし、ツアーにも出ない。それでも、彼はバンドの一員だ。俺達にとって、いま出来得る最善の回答は、正直な気持ちと状況をそのまま伝えるだけだよ。それが分かっていたから、あまりアッティラを必要としない形でアルバム制作を進めたんだしね。まぁ、ネット上のあるレビューでは、「アッティラとショーン(Z:vo)の声が絶妙にミックスされている。このアルバムは素晴らしい!」…なんて書かれていたけどさ(笑)。

YG:なるほど…(笑)。

FL:なかなか興味深い意見だよ。この手の感想はアメリカのリスナーに多い。だから、敢えてアメリカ訛りで言ってみるよ。“素晴らしいミックスだ”…ってね!(笑) というワケで、アッティラはメンバーだけど今はいない。当然、ココにも名前は載っていないよね?(とCDの帯裏を見る)

YG:え〜と…載ってますね。

FL:まままま…マジ? ああ…でも、それも納得だ。ブックレットには彼の名前もあるからね。実は、「参加していないから、名前は入れないでおこうか?」なんて話したりもした。でも、彼はバンドのメンバーだから…(そうはしなかった)。2週間前にも会って、ネックレスをプレゼントしたりしたよ。そういえば──『ダラス』ってTVドラマのこと、知ってる?

YG:いや…観たことないです。

FL:『ダラス』ってさ、あるシーズンだけ、主要な登場人物が出てこないことがあったんだ。“ドリーム・シーズン”と呼ばれているんだけど──観ていないのなら、ネタバレしない方がイイかな?

YG:いえ、大丈夫です。

FL:じゃあ言うけど──まさかの夢オチなんだ。最後に女の子が目を覚まし、「あっ…夢だったのね?」って。その後も番組は継続し、いなかった登場人物は再び戻ってくる。まさに今回、それと同じことが俺達にも起こったのさ(笑)。そういえば、大事なことを言い忘れていた。実は、レコーディングしている最中に、彼(アッティラ)にも曲を送っていたんだよ。その承認を得て(アルバム制作を)進めていったというワケ。

まぁでも、(ファンの)気持ちは分かるよ。みんな細かいことまで知りたいんだろうな。俺だって、子供の頃から気に入っていたバンドには、色々とヤキモキさせられたものさ。「どうしてブルース・ディッキンソンを辞めさせたんだろう?」「ヴィンス・ニールが脱退してしまった!」「モービッド・エンジェルにもうリチャード・ブルーネルはいないのか…」なんてね。だけど、自分がバンドをやってみると分かる。物事には粛々と進めていかなくちゃいけないこともあるんだ。一応もう一度だけ言っておくけど、アッティラはクビになったんじゃない。まだバンドの一員なんだよ!

YG:よ〜く分かりました! では、そろそろ時間がなくなってきたので──レコーディング機材について、手短に話して頂けますか?

FL:メイン・ギターは勿論、ESPだ。自分のカスタム・モデル“Antelope”を使ったよ。

YG:PVでは、バンドのロゴが入ったVシェイプを弾いていましたが…?

FL:アレもESPのカスタムだね。でも、レコーディングでは使っていない。ビデオのみさ。

YG:アンプは何を?

FL:ピーヴィーを使った。但し、殆どはD.I.に通して録り、リアンプしている。確か、マーシャルなど他のアンプと組み合わせたと思う。

YG:ディーゼルも使いましたか?

FL:多分、使ったと思う。ディーゼルは、1stアルバムでも使っているし。でも、詳しくは思い出せないな…。エンジニアがあれこれとサウンドを変えたテイクを送ってきたんでね。俺はその現場にいなかったんだ。パリでやっていたから、行こうと思えば行けたけど、部屋でベッドに寝っ転がって音源をチェックしていたよ。その際、色々なオプションの中から「これだ…正に俺の希望通りだ!」という音があって、「どうやって作ったのかはともかく、この音が欲しい」とリクエストして仕上がったのが…あのアルバムさ。

YG:では最後に、ご自身で「YG読者にここを聴いて欲しい!」と思うパートを幾つかピックアップして解説してください。

FL:「Nuit Noire」には、(アラン)ホールズワースからのタッチが入っているよ。ほんの僅かだけどね。俺は通常のスケールを逸脱して、弾き方を探ってみるのが好きなんだ。「Nuit Noire」はその良い例だ。あと、「Repulsion For Humanity」の最後のソロにもそういう箇所がある。それから、「I Stand Alone」の最初のソロは、俺の意志に反して(笑)『FEAR OF THE DARK』(’92年)のヤニック・ガーズからの影響が出ているな。あとで聴いてみて、「ヴァイブが似ているなぁ」と思うことがあったんだよ。一方2番目のソロは、モービッド・エンジェルからの影響がかなり強く出ている。

YG:「Forsaken」はアリス・クーパーだとおっしゃっていましたが…?

FL:ああ、アル・ピトレリとステフ・バーンズだな。ガキの頃、(ライヴ・)ビデオ『TRAHSES THE WORLD』(’90年)をよく観ていたんだ。凄くカッコいい上に、美しいメロディーが入っていて…(と口ずさむ)。アレには今も昔も心を動かされてしまう。だから、「Forsaken」の長いエンド・ソロ──とてもメロディックなラインを弾いている、あのアルバムの締め括りとなるソロには、アルとステフの影響が出ているんだ。アルは過小評価されているよね? それにステフも…! 『HEY STOOPID』は、ヴィニー・ムーアやスラッシュなども弾いていて、そのプレイにも凄く驚いたけど、それ以上にステフのやっていることがとてつもなくクールなんだ。凄くメロディックでね。だから、その影響がある「Forsaken」のソロは必聴だよ!

YG:そういえば、1stアルバムでは「マイケル・アモットをゲストに呼ぼうとしたけど、間に合わなかった」とおっしゃっていましたね? 今回、誰かゲスト起用しましたか?

FL:いるよ。「Secred Martyr」にワンス・ヒューマンのローレン・ハート(vo)が参加している。それから「Forsaken」には、フランスのパーカッション・グループ:LES TAMBOURS DU BRONXが客演した。国外ではあまり有名じゃないかもしれないけど、そこは気にしなかったな。トライバルな雰囲気が出したかったんでね。彼等は馬鹿デカい金属製の容器を叩いて音を出すんだけど、それが凄くクールなんだ。

YG:LES TAMBOURS DU BRONXって、以前にセパルトゥラと共演していませんでしたか?

FL:(日本語で)ハイ! そうそう、あのパーカッション集団だよ。彼等が最近リリースしたアルバムには、ステファンが起用されているんだ。メタルっぽいことをやっている。それで(起用について)納得がいっただろ? ステファンを通じてコンタクトを取ったんだよ。あと、「Forsaken」のオーケストレーションはMELTED SPACEのピエール・ル・パップが手掛けている。彼はその道のスペシャリストなんでね!

シンセイナム

シンセイナム 最新リリース情報

SINSAENUM - REPULSION FOR HUMANITY

REPULSION FOR HUMANITY/SINSAENUM

CD | ワードレコーズ|2018年8月10日発売

シンセイナム 公式ウェブサイト

SINSAENUM