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Y.K.C / coldrain ミニ・インタビュー 初の主催フェス“BLARE FEST. 2020”にかける意気込みを語る!

Y.K.C / coldrain ミニ・インタビュー 初の主催フェス“BLARE FEST. 2020”にかける意気込みを語る!
インタビュー&文●坂東健太 Kenta Bando 写真●西田 航 Wataru Nishida(WATAROCK)

2010年からcoldrainが主催してきたライヴ・イベント“BLARE DOWN BARRIERS”が、その規模を大きく拡大。“BLARE FEST. 2020”という名を得て、来たる2月1日&2日、彼らの地元名古屋にてドデカく開催される。詳しくは公式サイト[blarefest.com]を見ていただきたいが、国内外の錚々たる顔ぶれが集うこともあり、既にチケットは完売状態。故にここからのインタビューは、集客のための前煽りとしては全くもって無意味なわけだが…(笑)、国内フェスの歴史に新たな1ページを加えるという意味において、証言を取っておくことは重要だろう。ということでcoldrainの音楽的司令塔であるY.K.Cに、短くはあるが改めてその趣旨をなどを語ってもらった。

こういうメンツがいつでも観られると思うなよ!

YG:そもそもこの主催フェス“BLARE FEST. 2020”が、どういう経緯で開催されることになったのか、教えていただけますか?

Y.K.C:僕らはSiMやHEY-SMITHと一緒に、(2012年から)“TRIPLE AXE”という合同イベントを続けているんですけど、そもそもその3バンドとも、別々に自分たちの主催イベントも持っていたんですよ。SiMは“DEAD POP”、HEY-SMITHは“HAZIKETEMAZARE”という…、それぞれ今はフェスティヴァル級の大きさになっているじゃないですか。そんな中、彼らに「coldrainはいつフェスやるんだよ」って言われたりしていたんです。そもそもバンドの主催フェスって10-FEET主催の“京都大作戦”辺りが走りだったと思いますけど、その頃からずっと、自分たちも同じぐらい大きな影響力を持てるようになりたいなとは思っていたんです。でもそうこうしているうちに、バンドの主催フェスがブームのようになってしまい、今さら同じような形で僕らがやるのもな…って。それに、僕らの出身地は名古屋じゃないですか。フェスをやるには不利な土地なんですよね。

YG:ああ〜。

Y.K.C:5年ぐらいから野外会場を名古屋近郊で探してはいたんですけど、なかなか見つからないし、色んなバンドが夏フェスの形でやっていることを考えると、coldrainが同じように夏の野外フェスをやるっていうのも、何か違うな…と。

YG:coldrainというバンド名がそもそも、夏という感じではなさそうですし(笑)。

Y.K.C:しかも僕らは雨男というか、雨バンドなんですよね。だから逆に屋内で都市型らしいフェスをやる方が、違いが出ていいんじゃないかなということになったんです。欲を言えば、2月という時期は避けたかったんですけどね。いわゆる受験シーズンなので。

YG:なるほど。

Y.K.C:ちなみに既にフェスを主催している先輩方と話をしていると、「coldrainらしい何かがあるフェスにしてほしい」って言われるんですよ。じゃあ僕らに何が出来るんだろうと考えた時、海外の活動で向こうの友達が増えたりもしたので、そういうバンドを呼ぼうと。僕らが音楽を始めた頃から考えると、海外のバンドが来日してライヴをやる機会も減っているじゃないですか。でもかっこいいバンドはちゃんと見せたいし、お客さんにも普段なかなかできない経験をしてもらいたいですし。coldrainがやってきた“BLARE DOWN BARRIERS”というイベントは、「ジャンルの垣根を超える」ということを趣旨としているので、それをフェスの形に落とし込めたらいいなと。で、満を持して…という感じですね。

YG:確かに出演のバンドのリストを見ると、U.S.のバンドがいたり、タイのバンドがいたり。

Y.K.C:本当はU.K.のバンドも入れたかったんですけど、海外のバンドってけっこう2月はお休みにしていることが多いんですよね。そうでなかったらリリースのタイミングで、自分たちのツアーを組んでいたりするので。でも結果的には、色んなバンドが出てくれることになりました。

YG:Fever 333、Volumes、We Came As Romans、Crown The Empire、The Word Alive辺りは、ツアーを一緒に回った仲だったりするんですか?

Y.K.C:Fever 333なんかは、単純に僕らが好きだから(笑)。あそこのヴォーカルは前にLetlive.というバンドをやっていたんですけど、そのバンドは“DOWNLOAD FESTIVAL”で(coldrainが出演した同じ2014年に)1回観たことがあるんですよ。その前から日本盤で聴いて、かっこいいなとも思っていましたし。で、声をかけてみたら乗って来てくれて。The World Aliveは“VANS WARPED TOUR 2016”で一緒に回ったバンドですね。あそこのヴォーカルが事情で出られなくなった時に、Masato(vo)が代わりに何曲か歌ったりしたこともあって。

YG:何と、そんなことが!

Y.K.C:あとCrown The Empireは、彼らのヨーロッパ・ツアーをcoldrainとVolumesの3バンドで一緒に回ったりとか。We Came As Romansは近いようで一緒にやったことはなかったんですけど、マネージャーのつながりで「出られるなら出たい」と言ってくれて。

YG:どれくらい前から出演の打診をしていたわけですか?

Y.K.C:「フェスをやる時は出てね」ぐらいの口約束は、それこそ何年も前からしていたんですけど、ちゃんとオファーしたのは実質1年以内ですね。

YG:coldrainのファンなら好きそうなバンドが、上手くこの時期にハマったわけですね。

Y.K.C:そうですね。本当のところを言えば、(「RUNAWAY」で)一緒にコラボしたPapa Roachなんかにも声をかけたんですけど、タイミングが悪かったりして。やっぱり海外のバンドをブッキングするのは難しいですね。イベンターさんが普通に呼ぶのだって、今の日本の状況では難しかったりするじゃないですか。そんな中で力を貸してくれるバンドは、本当にありがたいですね。

YG:そして国内のバンドで言えば、Pay Money To My Painの出演が気になる人は多いと思うんですが。誰かゲスト・ヴォーカルが入ることになるんでしょうか?

Y.K.C:その辺りは今まさに、彼らが考えてくれているところだと思います。もちろん僕らや他のバンドに力を貸せるところがあれば、手助けはするつもりですけど。逆に僕ら自身も、彼らがどういう形で出演してくれるのか、楽しみにしていますね。

YG:2日とも、coldrainがトリを務めるわけですよね。セットリストは両日とも変える予定ですか?

Y.K.C:2日間来てくれるお客さんも多いと思うので、変えなきゃいけないとは思っています。2年ほど前に、初期の曲を演奏する日、最近の曲を演奏する日という形のライヴを2DAYSでやったことがあるんですけど…、めちゃくちゃ大変だったんですよ。だからおかげさまで、どの曲でも急に弾けと言われれば対応できますけど(笑)。

YG:では最後に、来場者に向けて、何かメッセージをいただけますか?

Y.K.C:濃い顔ぶれが集まったので、休憩する時間がほしい場合は何かを諦めるしかないと思います(笑)。あとは…「こういうメンツがいつでも観られると思うなよ!」ってことですかね。

BLARE FEST. 2020 公式ウェブ

blarefest.com

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