アントン・カバネン 2024年来日使用機材
ビースト・イン・ブラックのアントン&カスペリの機材が撮影できたので、こちらも紹介しよう。二人のコメントは太字で示している。また、基本的に昨年来日時とあまり変更がないので、当時の記事も参照していただきたい。
まずはアントンから。彼のメインは長年不動のジャクソン“Phil Demmel King V”で、昨年と同様赤いモデルをステージで使用した。ただ、「最近はESPも弾くことがあり、時には持ち替える」とのことだ。同モデルの白い方は楽屋で使用するバックアップで、ストックとの違いはバンドのトレードマーク的な“Beast Head”の絵が描かれていることだけ。
カスペリ・ヘイッキネン 2024年来日使用機材
アイバニーズ・ユーザーのカスペリは、5月上旬にガンマ・レイのサポートで来日した際は蛍光オレンジ色のRGを使用していたが、ビースト・イン・ブラックの今回はやはり昨年同様で、蛍光グリーンのアイバニーズ製カスタム・ショップ・モデルをメインとしていた。「弦が切れやすくなってきたのでブリッジを交換した」という以外、前回と全く同じスペックだ。
こちらはバックアップのアイバニーズ“RG550”。「カラーは“Purple Neon”。アルミ製のピックガードと新しいピックアップが搭載されている」とのことだ。
アンプ&エフェクト
ギター・アンプは前回同様、2人で1台のNeural DSP“Quad Cortex”を共有。カスペリによると「2022年頃からこの形で使い始めている」そうで、本機には、サウンド切り替え用のMIDI信号を送るMacBook等も接続されており、二人のクリーン、バッキング、ソロの音色が自動で切り替わるようになっている。「おかげでとても演奏しやすくなった。音も良いし小型だし、ちゃんと機能している。大事になるような問題は起きていないし、かなり気に入っているよ」とアントン。