MIRRORS/CARDIANT

MIRRORS/CARDIANT

男女ツイン・ヴォーカルを擁するフィンランド産メロディック・メタラーの約4年半ぶりとなる4th。これまでの作品も“地味ながら良質な楽曲が並ぶ好盤”だったが、本作もその印象を継承する堅調な仕上がりだ。元来ストラトヴァリウス〜ソナタ・アークティカの系譜に連なるスタイルだったが、勢いやスピードに頼らずメランコリックなメロディーと鮮やかなアレンジメントで全編を飽きさせることなく聴かせる力量が非常に高く、“普遍的なロック・バンド”としての魅力はそれら先人達を凌駕するほどに。本誌的な欲を言うならばギターにもう少し華があったら…とも思うが、聴いていて物足りなさは皆無。
(羽田幸一)