BATTLEFIELDS OF ASHURA/CHTHONIC 中華&ムーディ&初期ブラック路線も覗かせる最新作

BATTLEFIELDS OF ASHURA/CHTHONIC 中華&ムーディ&初期ブラック路線も覗かせる最新作
アーティスト名CHTHONIC
ソニック
アルバム名 BATTLEFIELDS OF ASHURA
政治=阿修羅の戦場

CD | HOWLING BULL | 2018年10月10日発売

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台湾の5人組、前作『武徳』(’13年)からアコースティック作やライヴ作などを挟んでの第8作。フレディ(vo)が本格政治進出し、ドリス(b)が出産しても活動が鈍らず、昨年は映画を制作し、そこで使われたランディ・ブライズ(ラム・オヴ・ゴッド)参加曲も本作に収める。タイトル通り政治色を強め、サウンドにも変化が…と思いきや、全くそんなことはなく、オリエンタルなペイガン・テイストも健在。ジェシー(g)が中華旋律を奏でるソロもあれば、ムーディな非メタル・インスト間奏曲もあるし、何と初期ブラック路線に回帰したような楽曲まで…!「Takao」のデジ・アレンジ・ライヴ・テイクをボーナス収録。

【文】奥村裕司