KOI NO YOKAN/DEFTONES

KOI NO YOKAN/DEFTONES

アメリカン・ヘヴィ・ロックの名匠による7作目。前作は原点回帰的なハードコアさと、ここ10年ほど追求してきたヘヴィ・ロックの“美しさ”の表現を両翼とする作風だったが、今作では“美しさ”と“ダイナミズム”に重きが置かれている。要所で楽器を引っ込め、一瞬の静寂が心地よい緊張感を醸し出す手法が散見されるが、“間”が聴き手の興味を引くということを知っているヘヴィ・バンドは、今どれだけいるのか。雄大な川の流れのように悠々としたヘヴィ・リフや、空間系エフェクトを用いたメロウなギター・フレーズにシンセが重なり合うサウンド・テクスチャーの美しさも相変わらず、筆舌に尽し難い。
(菅原健太)