アーティスト名 | ERIC CLAPTON エリック・クラプトン |
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アルバム名 | CROSSROADS GUITAR FESTIVAL 2013 クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2013 |
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エリック・クラプトンがカリブ海アンティグア島に設立した麻薬中毒患者の救済施設“クロスロード・センター”。この運営を支援する慈善コンサート“クロスロード・ギター・フェスティヴァル”は’04年から始まり、それ以降このステージには中堅からベテランまでが垣根なく集まり、多くの新しい才能を世に紹介するという望外の役割も果たしてきた。
その第4回、’13年4月にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行なわれたライヴを収録したのが本作品(CD/DVD/BD、各2枚組の3フォーマットでリリース)である。出演はクラプトン以下、ジェフ・ベック、キース・リチャーズ他、左記リストのように、ギタリストだけでも豪華絢爛なビッグ・ネームがズラリ。ブルース系ギター・ファンならずとも身震いものだろう。当然、収録された曲(CDに計29曲、DVD/BDに各計45曲)に聴き所は満載で、例えばデレク・トラックス参加のオールマンズとクラプトンでやるデレク&ザ・ドミノス時代の「Why Does Love Got To Be So Sad」は、個人的に言わせていただくと涙と鳥肌の合わせ技だ。それよりキース御登場の存在感の方が…、ベックのインストの緊張感の方が…、B.B.の可愛さの方が…いいよって人もいるだろう。感激ポイントは人それぞれなのが、この種の作品の本望だ。それを探す面白さがここにはある。
(福田真己)