DIABOLICA/IRON MASK

DIABOLICA/IRON MASK

様式系ギタリスト:ダッシャン・ペトロッシ率いるベルギー産ヘヴィ・メタル・バンドの通算6作目。本作ではアルゼンチンのHELKERのシンガー:ディエゴ・バルデスを新たにフロントに据え、前任のマーク・ボールズが歌っていた前2作で見せた整合性をさらに押し進めつつ、同時にディエゴのパワフルな歌唱をキーに初期の荒々しいスタイルにも再挑戦する意欲を見せている。イングヴェイ一辺倒だったダッシャンのギター・プレイも、持ち前の勢いに満ちたワイルドな魅力はそのままに、楽曲やメロディーも重視する“総合力”の増進が顕著。14分にも及ぼうとするラストの大曲㈹で聴かせる表現力の高さは圧巻。
(羽田幸一)